前記事: LASIK: 錦糸眼科、品川、神奈川クリニック比較 – 配布物

イントラレーシックの比較、総まとめ

イントラレーシックについて、錦糸眼科、品川近視クリニック、神奈川クリニックを比較してきた内容を一覧にまとめてみました。

錦糸眼科 品川クリニック 神奈川クリニック
電話でのQ&A 正確で丁寧 正確で丁寧 丁寧
術前検査 (時間) 2.5時間 3.5時間
術前検査 (項目数) 普通 多い
屈折度数 コンタクトと同じか、やや強め コンタクトよりゆるい
視力測定 他院と同じか、やや厳しい 他院より高めに出る
術前検査 (カウンセリングの安心感) ★★★☆☆
普通
★★☆☆☆
やや不安
配付資料 ★★★★★
非常に詳細
★★★☆☆
一般的な内容
矯正の強さ 基本的に医師の判断 手術前に患者が決める
エキシマ ((ここでは上位メニューのみ比較)) (照射面積) 広い 普通 普通
角膜の固定 医師が行う しない
追尾装置 やや高速 普通
エキシマ (照射時間) おそらく長め 普通 短い
ケア用品 多い 普通 少ない
価格 高い 安い メニュー

ここでは雰囲気をつかみやすくするために形容詞で書いていますが、詳しい数値を知りたい方はそれぞれのリンクをご覧になってください。

私の場合は、比較の冒頭で述べたように

  • 検査結果 … 錦糸眼科の方が、品川近視クリニックよりも実態に近い。品川の値だと、矯正が弱すぎて最初から 0.8-0.9 しか出ない可能性がある。
  • 機材 … ハロ、グレアの出ない機材が好ましい。夜型人間なので 🙂
  • 術式 … 照射時間が長いのはツラいが、追尾装置に加えて角膜を固定してくれる方が、より安心

という 3つの理由で錦糸眼科、ボシュロム テクノラス 217Z 100 でのイントラレーシックを希望することにしました。 

エピレーシックにはしないのか?

エピレーシックも検討してみました。スキーやインラインスケート ((ローラーブレード)) をする時に、転倒してもしフラップがずれるような事があったら…と考えると、同様の理由で「フラップがないから格闘技向け」、とされているエピレーシックも良いのではないかと。

エピレーシックは、手術のときにフラップを作成するという意味ではイントラレーシックや、通常のマイクロケラトーム レーシックと同じに見えます。しかし、

イントラレーシック
マイクロケラトーム レーシック
エピレーシック
角膜上皮 フラップの一部。温存される フラップの一部。手術後はがれて再生する
ボーマン膜 フラップの一部。残る 失われる
角膜実質層 削られる。再生しない 削られる。再生しない

ボーマン膜という上から 2レイヤー目が失われます。ボーマン膜は無くなっても問題なしとする説と、問題があるとする説があります。

  • 「問題なし」 … ボーマン膜が無くても強度は維持される。むしろフラップが無くなる分、格闘技向き
  • 「問題あり」 … ボーマン膜が無くなった角膜は柔らかくなる。強度的に優位性があるとは言えない。1層なくなる分、角膜の構造も変化する。 ((2008年版 近視レーザー手術ガイドブックより。))

錦糸眼科は「問題あり」と考えていて、基本的にエピレーシックでの治療を特別な理由がない限り行わないとしています。他にも、エピレーシックは痛みが 1週間程度続く上に、術後の視力の経過が良くない話もよく聞きます。

真実ははっきりしませんし、角膜の薄い人が残された希望としてエピレーシックを選択するのは否定しませんが、幸いにして角膜厚に余裕がある時に、あえて趣味のスポーツのために選択するにはリスクが大きいと考えてやめました。

予約!

というわけで、ようやく術前検査から 1週間後に予約を取りました。

予想外だったのは、朝が早いことでした。品川では午後の手術というのも可能なのですが、錦糸眼科では日はある程度選択できても、開始時刻は有無をいわさず朝 9:00 集合のようです。

夜型人間に、リズムを戻して朝イチで出頭せよ、というのはなかなか厳しいお達しですが 😕 がんばって行くことにしましょう。

次回はいよいよ手術体験編です。

続き: LASIK: 手術体験編: 錦糸眼科でイントラレーシックを受ける