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まぶしさを軽減するメガネレンズ、ビュイ (b.u.i) ですが、オーダー後 10日。眼鏡屋から連絡があり、取りに行きました。色々と面白い話が聞けました。

ビュイをかけると目がよくなるってホント?

ビュイを既存のフレームに入れてもらう場合、1週間ほどかかるようです。また今回、フレームにすり傷があって痛んでいるので、その修復もしてもらったので、しめて 10日となりました。

ビュイの完成を一番喜んでいるのは、前回書いた、古いビュイを持っている店員さんだったりします。私は定期的にこの眼鏡屋さんに行く用事があると必ず屈折度数のチェックと視力検査もついでにしてもらっているのですが、どうもこの方にとっては、私は貴重なレーシッカーズ モルモットらしいのです。

レーシック眼の視力検査をしたのは初めてだったらしく興味津々で、ノーマルで 1.2 の状態の私の目にわざわざ微妙に度のついたメガネをかけさせてみて、2.0 見えると「おほっスゴい!」とお喜びになられます。 😕

この日も、ぜひビュイをかけた状態で視力検査させてと言われて、やってみたところ 1.2 → 1.5 に底上げされていました。

そう、実際に視力がランドルト環 1個分近く上がるのです。決してレンズ自体に度が入っているからではなくて、ネッツペックコーティングのため小さい穴を通してピンホールカメラの原理でものを見ているからです。

レーシック後の眼にとっては、例えば部屋で近くを見る作業を続けた後、眼の休憩のため、ビュイをかけて遠出すればリラックスできるか、というと逆効果の恐れがあると思いました。原理はともかく、裸眼に近視用のレンズをかけているのと同じだからです。逆に運転の時には、1度数ぐらいは視力が上がってくれた方が安全性は高まるので、有利に働きそうです。

ビュイのバージョンって何だ

眼鏡屋: 「あと、ビュイはバージョンがいくつかあるみたいですよ」

実際に自分がかけているビュイを見せてくれました。私の最新ビュイだと、右の画像を拡大すれば分かるように、肉眼でネッツペックコーティングがはっきり分かるのですが、1-2年前に作ったという眼鏡屋さんの古いビュイレンズでは、穴が非常に分かりにくいのです。

まぶしさを抑える効果もだんだんアップしているというところでしょうか。

ビュイのバージョンが上がるにつれて、最初はあまりメリットとして挙げていなかった眼精疲労や視力にやさしいといった点を、強調するようになっているようです。

特殊金属をコーティングして重くないのか?

ネッツペックコーティングは、パンフによると

半透明の特殊金属を六角形状にコーティングしています。これにより、コーティング部の間を透過した光が水の波紋のように広がって干渉を起こし、木陰のような雲膜現象を発生させ、光のまぶしさをやわらげやさしい光だけを眼に届けます

とあります。金属…重いレンズだったらいやですよね。

測ってみました。

フレーム込み、両眼で 20g です。ちなみに、例の +2D 老眼鏡は 25g でしたので、度の入ったレンズよりも軽いようです。フレームがもともと慣れているせいもあって、装着感はなかなか軽快です。

次回は早速ドライブなどで試してみます。

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