≪ 前記事: LASIK: 視力と屈折値は比例しない / トポグラフィーで左目の照射ずれチェック
最近、Nire.com のレーシック体験談をお読みになった方からメールをいただきます。とある匿名希望の方から質問をいただきました。
nire様の体験談、非常にためになりました。
ただ疑問なのが老眼鏡についてです。錦糸眼科では最初から2.0Dの老眼鏡を処方してくれないのでしょうか?
だとすると値段のこと、術数例の多さから考えて品川でスーパーイントラレーシック→眼鏡屋で測ってもらって老眼鏡を自分で購入、のほうがよいのでしょうか?
また老眼鏡を買う(変える?)タイミングとしましては(nire様は三週間のようですが)術後どれくらいたってからがよろしいでしょうか?
錦糸眼科では、+1.5D と +2.0D を両方ストック1 していて、術後検診のとき、医師が処方する度数を決めます。
私の場合、主にデスクトップの PC ディスプレイを見ることが多いです、という話をしたため+1.5D でした。(焦点距離が 67cm なので、使う環境に近いから) 眼の使い方として、手で本を持って読書する、ノート PC で距離が近いなど、近くを見ることが多いと言って、+2.0D にしてほしいと言えば、おそらく処方はされると思います。もちろん術後の目の屈折値など、医師が度数を選ぶ基準はいくつかありそうです。
Nire: 「錦糸眼科で処方されるものでなく、予備などで自分で老眼鏡を購入してもかまわないんですか?」
眼科医: 「大丈夫ですよ。ただ +1.5D より弱いものになると、近視を予防する効果がないのでお勧めできません」
+1.5D や +2.0D は、レーシックを受けて正視 (0.00D) になった眼にとってはかなり強めの数値で、それぐらいでないと「近視の戻り」には効果がないようです。
錦糸眼科で処方される老眼鏡は特殊なものではありません。むしろノングレアコートがないなど、市販の数千円で買える老眼鏡と比較しても劣る点があります。それなら、いっそ他のクリニックでレーシックを受けて、老眼鏡だけ眼鏡屋で買ってみようかという発想も出てきますね。
で、実際にそれを試してみました。
たしかに +0.75D なら、+1.5D をかけたときに感じる見づらさは一切感じませんでした。逆に裸眼で近くを見ると近くに焦点を合わせようとして「目が今がんばっている」感がありますが、店頭で、距離約 50cm で辞書を見せられてもそういったムリな感覚はなく、快適そのものでした。
眼鏡屋としてはこれで十分だし、それ以上は見づらくなりますよとのことでした。
本来、眼鏡屋さんの仕事としては、近視または遠視になってしまった人を正視 (+0.0D) に戻すレンズを処方しようとするので、上記のような反応はごもっともというところでしょう。
術後にみられる遠視傾向は、時間とともにおさまっていきます。そうすると、老眼鏡も +2.0D や +1.5D から始まって弱いものに買い換えるのが妥当な気もしますね。
しかし錦糸眼科での説明も加味すると、近視の戻りを防ぐ意味では、老眼鏡をどこで処方してもらったかに関わらず、+1.5D 以上で、大きさなどが目に合っているのであれば「買い換えなくていいのでは」と思います。
錦糸眼科の +1.5D, +2.0D といった「あえて強めの」老眼鏡と、眼鏡屋の主張とどちらが適切なのかは、正直私にも分かりません。老眼鏡代は錦糸眼科の手術費に含まれていますが、手術費全体に占める割合は微々たるものです。
私が錦糸眼科にした理由も、品川近視クリニックでは屈折値の検査結果に疑問があったり、錦糸眼科の方のエキシマレーザー機器と術式などウンウン悩んで I 選んだわけで、老眼鏡の処方はその一つに過ぎません。逆に、身の回りに品川で受けてリーズナブルな価格で満足のいく成果があがっている人もたくさんいます。
価格や手術実績も選ぶ理由のひとつですが、術前検査の間に、受けられるサービスや、ご自分に合っているかなど体感したうえで、トータルで考えて、どこで手術を受けられるか判断されるのがいいと思います。
続き: Bui: 眼精疲労対策レンズ「ビュイ」 (レブラ) には複数のバージョンがある ≫