前回、申し込んでいるカードが、シティゴールドの他にもう 1枚あると書きましたが、エピソードとして興味深いと思うので、順を追って書いてみましょう。

そのカードは、アメックス プラチナカードです。

アメックスのプロパーカードには 4種類ある

一般にクレジットカード会社が発行するプロパーカードには、上客にレア感とステータス感を演出し、年会費は高くなる代わりに、より多くのメリットを提供して囲い込むためにいくつかグレードがあります。アメックスの場合、以下のように分かれています。

  • 通常カード (グリーン)
  • ゴールドカード (俗称 “雨金”)
  • プラチナカード “雨白”
  • センチュリオンカード (ブラックカード) “雨黒”((ただし、アメックスは公式に存在を認めていない))

新規会員が最初から申し込めるのは、公式にはグリーンかゴールドの 2種類しかありません。プラチナカードはゴールド会員の中から勧誘 (インビテーション) が来て初めて申請する権利が得られ、さらにグリーン、ゴールドより一段高い与信審査を受けてホルダーになる、という流れになります。

プラチナカード最大のメリット

プラチナカード会員以上のメリットとして、コンシェルジェデスクが 24時間利用できるというものがあります。コンシェルジェに頼める内容は大きく 3種類あり、

  • 旅行の手配 (Travel)
  • 食事のレストラン予約、花を贈るなど (Entertainment)
  • カードについての問い合わせ、手続き (旅行先でカードを紛失した場合の緊急再発行や、保険適用時の補償提供)

といったものです。他社のカードにも同種のサービスがありますが、やはりアメックスのコンシェルジェには一日の長があり、サービスの質的に高いと言われているので、一度は使ってみたいところです。

ゴールドカードの後追いでプラチナカードを申し込むことに

私の場合ちょっと特殊なケースでした。

プラチナは最初からは取得できないことは公式サイトなどで知っていたので、ゴールドカードを使うつもりで、あらかじめ Web サイトからカードを申し込んでありました。

ところが、その後某所でアメックスの新規勧誘ブースを見かけたので、発行には一般に何日かかるのか聞いてみたところ、

ブース担当: 「○○日前に Web サイトから申し込まれたんですか…。通常は 1ヶ月ぐらいかかってしまうのです。こちらのような、弊社のブースでお申し込みいただいたのであれば、もう少し早くできるのですが…。」
Nire: 「おっと、それじゃ間に合わないかもしれませんね。」

1ヶ月かかるとすると、ちょうどそのとき出張と旅行を控えていたので、出発したにカードが届く形になってしまい、コンシェルジェデスクが威力を発揮するお出かけ先で、カードが使えないことになります。

その時、ふとどこかの Web サイトで、突撃の話を見たのを思い出して聞いてみました。

通常、ブースでいきなり申し込めるはずのないプラチナカードが、場合によっては申し込めた例があるようなのです。ただ、信用商売なので、たまたまプラチナホルダーの知人が同行していて、その人の紹介という形だったら OK だった…という話を聞きます。いまは単独行動でどうしようもないので、ダメもとで聞いてみました。

Nire: 「ちなみに、プラチナカードの申込みって、ここではできないんですよね?」

こうして、行きがかり上とはいえ、無謀にも雨白突撃してしまった Nire の運命やいかに!