5万円前後のミニノート、UMPC は Eee PC をはじめとしてやや出尽くした感がありますが、ここへ来て 個性的な 75,000円~12万円のミドルレンジな国産機が次々と発表されています。その中でも食指がちょっと動きそうな (まだ物欲あるのか) FMV-BIBLO LOOX U と Sony VAIO type P を見てみます。

ASUS Eee PC, 富士通 LOOX U, Sony VAIO type P 比較

まず形の特徴だけ書いておくと、FMV-BIBLO LOOX U は 2軸ヒンジ採用の小型ノートです。携帯電話でよくあるタイプで、液晶ディスプレイの面をくるりと裏返してタッチパネルだけで操作することができます。

Sony VAIO type P は、スリムなことを強調するため、ジーンズのお尻に強引に入れて歩くアレです 🙂

ミニノート、ネットブック、UMPC、名称はともかく、この手の機能をしぼって安価にしたノート PC 市場で無視できないのが ASUS の製品です。

たとえば Eee PC 901-16G は、UMPC 市場を無いところから新たに拓いた Eee PC シリーズの正当進化とでも呼ぶべきモデルです。S101 はやや高級感を出しつつスリムに見えるようにし、代わりにバッテリー容量がやや少なくなっているモデル。

ここでは、まず UMPC ですっかり不動の地位を占めた Eee PC と比較してみます。仕様はカスタマイズなし、店頭販売モデル、どノーマルの状態です。

Eee PC 901-16G Eee PC model S101 FMV-BIBLO LOOX U/B50N FMV-BIBLO LOOX U/C40N Sony VAIO type P
店頭販売モデル
VGN-P70H
OS Windows XP Home Windows XP Home Vista Home Premium Windows XP Home Vista Home Basic
CPU Atom N270 (1.6GHz) Atom N270 (1.6GHz) Atom Z530 (1.6GHz) Atom Z530 (1.6GHz) Atom Z520 (1.33GHz)
メモリ 1GB 1GB 1GB 1GB 2GB
大容量記憶装置 SSD 16GB SSD 16GB ((Windows XP モデルは 16GB のみ)) , 32GB, 64GB HDD 60/100/120GB
SSD 64GB
HDD 120GB HDD 60GB
画面解像度 1024×600 1024×600 1280×800 1280×800 1600×768
無線 LAN IEEE 802.11b/g/n IEEE 802.11b/g/n IEEE 802.11a/b/g/n (有/無) IEEE 802.11a/b/g/n (有/無) IEEE 802.11b/g/n
無線 WAN なし なし ドコモ FOMA HIGH-SPEED 7.2Mbps (有/無) ドコモ FOMA HIGH-SPEED 7.2Mbps (有/無) ドコモ FOMA HIGH-SPEED 7.2Mbps
Bluetooth Bluetooth 2.0 + EDR Bluetooth 2.0 ((EDR の有無は不明だが、AW-BT253 が搭載されているそうなので、たぶん EDR 有)) Bluetooth 2.1+EDR Bluetooth 2.1+EDR Bluetooth 2.1+EDR
バッテリー駆動時間 8.1時間 5時間 5.3時間 5.3時間 4~4.5時間
搭載バッテリー 6セル 4セル / 4900mAh 2セル / 2900mAh 2セル / 2900mAh 2100mAh
バッテリー充電時間 3.5時間 2.0時間 4.2時間 4.2時間 3時間
価格 54,800 69,800 118,800 84,800 10万円前後
重量 1.1kg 1.0kg 565g 565g 758g
サイズ W 225mm × D 175.5mm × H 22.7mm W 264mm x D180.5mm x H18~25mm W 171mm x D 135mm x H 26.5~33mm W 171mm x D 135mm x H 26.5~33mm W 245mm x D 120mm x H 19.8mm

いろいろと違いがありますが、表つくるだけでずいぶん時間がかかってしまい、1日分にするのはもったいないので (笑) 次回につづく。