赤い PC ケース Abee B640-BR に、ファンとマザーボード ASUSTek P7P55D を徐々に取り付けてみます。SATA コネクタのやたらと多い P7P55D。最近の ASUS マザーって I/O パネルの裏側にモコモコと見慣れないものが…!

3RSYSTEM R240 についていた使い回しの ATX 電源 LW-6550HG をまず。背面 12cm ファンも見えます。

Abee B640: 背面内側

前面ファンはサイズ ケースファン SFF21F をつけることにしました。位置的に 3.5インチ HDD ベイとフロントカバーの中間にあり、マザーボードをつけてからでは取り付けにくくなるので、最初に取り付けてしまいます。

サイズ ケース ファン SFF21F

SATA コネクタが 7つもある

次はマザーボード。ASUSTek P7P55D です。

ASUS P7P55D: 箱

SATA ポートがボード上に 7つ、外部 SATA として 1つ、合計 8つもあります。

ASUS P7P55D: S-ATA ポート

  • SATA 1-6 (水色) … Intel P55 チップセット自身による SATA 3.0Gb/s ポート
    しかも RAID 0/1/5/10
  • SATA_E1 (黒) … JMicron JMB363 チップによる SATA 3.0Gb/s ポート
  • eSATA … 同上

Intel P55 チップセットのものは Intel Matrix Storage Technology と呼ばれている、かなり強力なものです。主な理由ではありませんが、P55 チップセットのものを選んだのは RAID 構成のファイルサーバも狙っているから、でもあります。ESXi 4 で動くかどうかは別問題ですが 🙂

I/O パネルについているクッションは何のため?

その eSATA を含むバックパネルコネクタです。最近のはカラフル。

謎なのが、PC ケース側の四角い穴に前もってはめる、I/O パネルにクッションがついていることです。

ASUS P5P55D: バックパネルコネクタ ASUS P7P55D: I/O パネル

普通の I/O コネクタは、一枚の金属に穴が空いていて、バックパネルコネクタをアースさせるために各コネクタから “金属バネ” のように簡単な「出っ張り」がついていて終わりです。P7P55D の I/O パネルでは、内側に一層、PC パーツらしからぬ銀色のふわふわした素材が乗っています。

チョコの包み紙とか、パンを包んでいる銀紙とかそういう感じ…とか暴走し始めると分かる人にしか分からなくなるので、やめましょう。

これが何のためにあるのかは結構謎です。

  • 電気的なアースを完璧にして、ノイズを入れない
  • エアフロー対策 (コネクタと I/O パネルの隙間から空気が逃げないようにする)

とか理由は定かではありませんが、マザーボードをはめるときに邪魔です。通常の I/O パネルでも、コネクタがまっすぐ正しくはまるように、水平にテンションをかけながらマザーボードを取り付けるのにコツが要るのに、さらに余分にテンションをかけなければならないからです。

さらに金属マクラのおかげで、どうやっても I/O パネル部分が押しつけられて外側に膨らみます。
PC ハード屋さんは柔らかい素材は取り付け慣れていないので、突然手にすると挙動る ((戸惑う)) ともいいます :mrgreen:

ASUS P7P55D: I/O パネルの金属パネルが外側に膨らむ

TWOTOP の BTO で ASUS P6T Deluxe を購入したときも同様に膨らんでいて、一体どんな引っかかる取り付け方をしたのか (失礼) と思ったのですが、どうやら ASUS クッション (仮称) が原因のようです。

この ASUS クッション (仮称)、もう面倒だからパネルからはがしてすっきり、ソリッドに取り付ける派と、メリットを信じてグイグイと取り付ける気合い派の二通りに分かれるようです。 🙂

つづく。