ASUSTek P7P55D のマニュアルによると、600W 以上の電源がお勧めらしく。手持ちの電源ではややオーバーなので、適当に見繕って、恵安株式会社 (KEIAN) の KT-750BJ を買ってきました。

予定外な出費の KEIAN KT-750BJ 出動

もともとこの PC、電源は使い回し前提で予算を組んであるので、理想の電源を追求して高いものを買っていてはどんどん足が出ます。

ピン数が 24ピンと 8ピン対応で、容量が 600W よりもデカくて、安ければ何でも OK! ということで、店で目についた KEIAN KT-750BJ になりました。KT-750BJ は最低価格 6,930円で買える 750W 電源で、ワット数の割に激安価格。

KEIAN KT-750BJ: 箱 KEIAN KT-750BJ

電源コネクタは 20+4 ピン、4+4=8ピンで条件に合っています。

KT-750BJ: 20 + 4ピン PSU コネクタ KT-750BJ: 4 + 4ピン PSU コネクタ

SATA HDD を 4台接続するうえでも、公式サイトによると十分な本数のケーブルが用意されています。

S-ATA x3・・2本
HDD(4ピン)x2+FDD(4ピン)x1+SATAx1・・・2本

しいて欠点を挙げるなら、コネクタの作りが割とチープなことでしょうか。まあ価格を考えると、抜けなくなるなどのトラブルがなければ許容範囲でしょう。

ATX 電源の「寿命」は機械的な寿命だけじゃない

ATX 12V 電源には最低 1.5万円は出して、安定した製品を長期間使い回すという考え方もありますが、

  • ATX 2.0 … 2003年
  • ATX 2.01 … 2004年
  • ATX 2.1 / 2.2 … 2005年
  • ATX 2.3 … 2007年

と 1-2年ごとに新しいバージョンがリリースされるという状態。6コア、12スレッド実行の Intel CPU (Westmere) が 2009年第4四半期に出たり、2010年から USB 3.0 対応の PC やデバイスが出回るようになると、それに合わせてまた ATX Specification も新しいバージョンがリリースされるのは想像に難くないでしょう。

Nire.com 環境の場合だと、Pentium 4 マシンがいくら健在で動いていても、Virtual Server 2005 R2 から Hyper-V に、ESXi 3.5 から 4 に上げようとしたところで、ソフトウェア側の要求スペックを満たせないということが良くあります。おさがりシステムもサイクルの長さはほどほどに、というのが反省点ではあります。

同様に、電源自体はピンピンして動いていても、機械的な寿命より、規格としての寿命を迎える方が早そうです。

つづく。