いつもの全東京写真連盟モデル写真。葛西臨海公園の撮影会にいったところ、おもむろに
「おめでとう!ダブル受賞ですね!」
と 2枚のフォトコン受賞通知の紙を手渡されました。大宮公園で銅賞、日本・パラオ親善撮影で入選でした。

銅賞作品「くるっ!」

くるっ!
Model: 水嶋 夏月さん, Location: 大宮公園

はい、モデルの水嶋さんはがんばって回っていますが、タイトルは何のひねりもありません

撮影中にそこで一回転してみて! という話になり、周りをいろいろな角度から取り囲むカメラマン。

あくまでモデルポートレートなので、顔はブレさせたくありませんが、シャッタースピードが速すぎて完全に “瞬間を写し止められた” スカートを見ても「くるっ」感が伝わらないだろうと。シャッタースピードは妥協の産物で、やや遅めにしました。

受賞作と自信作は別物らしい

いやしかし。コンスタントに賞はいただけているだけでも、非常にありがたいんですが
「僕の写真で入賞するのは、つねに飛び道具写真なんですよね」
と、会場でコメントしたら周囲に笑われました :mrgreen:

全東京フォトコンでは 1人 5枚 max 提出、最初にその 5枚から 1枚選抜されるか、全部ボツかが決まります。5枚の中にも自信作から、これは認めてもらえるか分からんなというチャレンジ作品まであって、他の応募者と見比べられる前に、5枚からいきなり優劣が決まるわけです。

今回は、自分の中では 3番手が入賞したという。

他の例として、昨年の葛西臨海公園「恋のマジック!」

恋のマジック!

シャボン玉の位置が気まぐれなので、作品としての難易度が上がるのは確かなんですが、同じ回で、夕暮れをバックに撮った情感重視の写真ではなく、一発勝負写真のこちらが選ばれています。

今年の名主の滝「ばんざーい!」も同様。

上位入賞者の方に聞くと、提出作品 5枚のうち、自分でイイと思って出したものが入賞することはままあるらしく。自分の選球眼と評価が一致している域に達しているのは、非常にうらやましいですね。

今年の受賞履歴

撮影会 撮影日 入賞通知 ランク タイトル 審査員
新春晴れ着 2014年1月14日 2014年3月13日 佳作 お嬢 増田賢一先生
湯島聖堂 2014年1月19日 2014年3月13日 銀賞 微熱リーフ 増田賢一先生
名主の滝公園 2014年2月19日 2014年4月19日 銀賞 ばんざーい! 後藤孝之先生
浮間公園 2014年3月2日 2014年5月17日 銅賞 きつねさんだよ 長濱雄三先生
臨海副都心 2014年3月23日 2014年5月17日 入選 うるおい 長濱雄三先生
幕張海浜公園 2014年4月27日 2014年6月7日 佳作 太陽の貴婦人 増田賢一先生
水元公園花菖蒲 2014年6月15日 2014年8月16日 入選 つのる想い 増田賢一先生
潮風公園 2014年7月20日 2014年9月13日 銅賞 わたしを撮って! 長濱雄三先生
大宮公園 2014年8月3日 2014年10月18日 銅賞 くるっ! 増田賢一先生
日本・パラオ親善記念 2014年8月17日 2014年10月18日 入選 忍びよる 増田賢一先生

つづく。

(写真は全東京写真連盟会員としての掲載許可済です)