ホットスポット (公衆無線 LAN) サービスのひとつ Yahoo! 無線 LAN スポットを使ってみましたが、マクドナルドに行かなければ使えないのは、最初のうち物珍しさで通いますが、すぐ足かせになります。

やはり時間を有効に使うためには、電車での移動中にアクセスポイントがあってほしいところです。ここでは、東京都内の鉄道の駅やどんな店舗で使えるかを、それぞれの公衆無線 LAN サービスで調べてみました。

マクドナルドと JR 各駅でも使える Yahoo! 無線 LAN スポット

Yahoo! 無線 LAN サービスはマクドナルド各店で使えるのは前回書いたとおりですが、使えない店舗も実際、私の行動範囲にあります。アクセスポイント検索で事前の確認が必要です。

JR は、東京都内で検索してみると、JR赤羽、秋葉原、池袋、上野、恵比寿 (50音順) と JR 東日本の駅がずらずら出てきます。というのも、Yahoo! 無線 LAN スポット (BBモバイルポイント) はソフトバンクテレコムが提供しています。この会社のルーツは日本テレコムで、日本テレコムは国鉄 (今の JR) の関連会社として 1984年に作られた新電電 (NCC)…と考えると、JR の駅に強いのも納得できます。

逆にいうと、私鉄メインに使う人には向きません。他事業者のサービスは反対に、私鉄に強みがあるものが多いようです。

JR で使えそうで使えないHOTSPOT

NTT コミュニケーションズが提供しています。東京メトロ駅構内にアクセスポイントが多く、東京メトロ以外の私鉄はサポートしていないようです。アクセスポイント検索で JR 駅の名称 (例: 新宿) を入力すると、「JR 埼京線」「JR 山手線」「JR 中央本線」とあたかも JR新宿駅で使えそうに思えるのですが、「新宿」のリンクをクリックし、検索結果詳細画面のマップを見ると、地図上で JR 新宿駅の周りを探すという意味で、結局は東京メトロ / 都営地下鉄新宿駅でしか使えないことが分かります。これは誤解する人もいるのではないでしょうか。

店舗としてはタリーズコーヒー、モスバーガー各店で利用可能…となっています。タリーズコーヒーはスターバックスと同じシアトル系コーヒー店ですが、無線 LAN を安く使うための必要経費としては、コーヒーの単価はあまり安くありません。 ((おいしそうなメニューが多いので、ついつい単価の高いものを頼んでしまうのが真相かもしれません 🙂 )) 店舗数も全国に直営、フランチャイズ合わせて 300店舗程度ですが、そのうち何割で使えるかは確認していません。

モスバーガーも同様に店舗数は 1,461 (2007年3月末) とタリーズの 4倍強ですが、全店で使えるとは限らないので、事前のアクセスポイント検索は結局欠かせません。

Yahoo! 無線 LAN スポットでは、Web ブラウザでの認証が面倒だと以前書きました。HOTSPOT もデフォルトでは同じなのですが、認証方式として IEEE 802.1X  選択でき、Windows Vista / XP / Mac OS X 搭載 PC であれば、1度設定しておけば、いちいちパスワードを入力しなくても認証が行えるようになります。

月額定額サービス 1,680 円 (税込) の他、1日利用の 1DAY PASSPORT 500円、そして従量制コースが選べます。従量制コースは月額 367.5 円 (税込) が基本固定料金で、データ通信ものには今時珍しく時間に対して課金され、税込 8.4円/分です。従量制 1ヶ月に合計 156分以上使うなら、月額定額サービスを選んだ方がおトク、またコミケイベントで 1日しか使わないなら 1DAY PASSPORT がおトク、ということになります。

次回は Mzone です。