エアフローの問題CPU 温度が高すぎる問題などを色々クリアして、ついに Core i7-2600K + ASUS P8H67-M EVO + SSD な PC が組みあがりました。できあがり品のお披露目と、PCMark, 3DMark, Final Fantasy XIV の各種ベンチマーク結果です。SSD を使ったご利益はあったのでしょうか。


Thermaltake Armor A30 のパーツ実装密度は高い

ケース前面。新品購入時と、部品取り付け完了した状態。

Power LED は青色で、画像には写っていませんが、HDD アクセスランプは赤色です。他に青い光が漏れているのは、上面 230mm ファンが電源 ON 時に青色 LED で光るからです。

背面。左上が ATX 電源ユニット SST-75F-P, 左下がマザーボード ASUS P8H67-M EVO REV3.0. 右側 (前面から見ると左側面) がグラフィックスボード Sapphire HD 6870 と、ケース寸法 H 266mm x W 291mm x D 456mm の中にこれだけ高い密度で収まっています。

ケース上面フタを閉じる前の状態。新品購入時と、部品取り付け完了した状態。

空っぽの時はスペースに余裕がありそうな気がしますが、そんなわけで完成すると部品はぎゅうぎゅう詰め。ちょっとマザーボードにアクセスしてメモリを交換とか、USB ケーブルを抜き差ししようとするだけで、光学ドライブを外し、電源を外し、とぐろを巻いた ATX 電源ケーブルを 1本ずつ外し、と大騒ぎになります。 :mrgreen:

PCMark Vantage の結果が大幅に向上

恒例のベンチマーク結果を載せておきます。過去の Core i7 940 PC との比較も可能なところは書いてみます。ベンチマークの種類によっては、動かないものが多数だったので、過去の環境の方はあちこち歯抜けになっています。

Benchmark 過去の環境 スコア 今回の環境 スコア
PCMark Vantage
1.0.2
Core i7 940 +
Windows 7 64bit
7781 Core i7-2600K +
Windows 7 64bit
18720
3DMark Vantage
1.1.0.0
n/a P17445
3DMark11
1.0.1
n/a P4293
3DMark06
1.2.0
Core i7 940 +
Windows Vista 64bit
17533 23358

PCMark Vantage に関しては、Core i7 940 ベースで 7781, Core i7-2600K ベースで 18720 と冗談のようなスコアの違いです。今回は SSD であることも影響しているかもしれません。

Final Fantasy XIV ベンチマークは大差なし、SSD はゲームプレイ時に威力を発揮!

さて、いよいよ Final Fantasy XIV ベンチマーク結果です。

左が Core i7 940 PC, 右が Core i7-2600K PC です。

Core i7 940
ASUS EAH5850
1TB S-ATA 7200rpm 16MB cache
Core i7-2600K
Sapphire HD 6870
Intel SSD Elmcrest 120GB

Core i7 940 が 4023, Core i7-2600K が 4410 と、まあ Core i7-2600K の方がやや速いぐらいに落ち着きました。

グラフィックスボードが ASUS EAH5850 vs. Sapphire HD 6870 で、中の上レンジのグラボ同士なので、強烈な差はないということでしょうか。

Intel SSD Elmcrest 120GB (SSDSC2MH120A2) のご利益がもっとあっても良さそうですが、ベンチマークの明確な差になっては現れず、です。ただ実際のゲームプレイでは SSD の効果は顕著で、ロードするファイル数の多いこのゲームタイトルでは、新しいマップに移動したときの表示待ち時間 ((テレポ! で画面がフェードアウトして、次にフェードインするまで)) が著しく短縮されます。