Apr. 12

17:00 秋葉原某所にて Modem Saver LT を購入。新宿のハンズなどを見ても全然なかったのに、秋葉原では少なくとも 3店舗に置いてあった。ほかにモデムダブラーPro なる商品もあったが、店のオヤジによると、Pro は部屋の電話の受話器をはずしてそれがビジネスホンだろうがなんだろうがムリヤリモデムを使えるようにしてしまうというエグい代物だが、モデムが通信に成功する確率は 50% と断言され、あえなく却下。定価 4,500円、売値 3,980円ぐらい。
しかも時間のないときに慌てて買ったので、オヤジがボッていることに気づかず定価で 4,500円 + tax にて購入。
商品ホームページ http://warrior.co.jp/html/connect.htm

17:30 CASIO の腕時計カメラ (ただしモノクロ) とポラロイドカメラを衝動買い。行った人によると、出国時に電子機器は最悪分解されたり、カメラはフィルムを取り出されたりするわ、街頭でヘタにシャッターを切るとややこしいことになるらしく、けっこう大変そうである。そんなわけで、撮っていることがわからないデジカメと、現像しなくても出国審査官に撮ったものをみせて「ほれどーだ」と言えるポラロイドカメラに行き着く。
妻一言、「それで撮ってたら余計スパイと間違えられるからやめてくれ」

19:30 Shy からメール。空港からホテルまで足はなににするんだとか、手伝ってあげることがあればするよとのこと。というか、前日にいわれても今そのあたりの準備ができてなきゃ終わってるというもんです。

Apr. 13



10:20 空港でチェックイン。荷物はミラノについてもピックアップする必要がなく、そのままテルアビブに行ってしまうようだ。
10:30 デジカメ (Fuji FinePix だそうな) をスーツケースに入れ たままチェックインしてしまい慌てる横田氏。保護材でくるんだりはしていないので、スーツケースが手荒に扱われたときに壊れるのを心配している模様。
チェックインしたカウンターにスーツケースを取り戻しに帰ろうといって戻ったが、申し訳なさそうに係員におことわりされてしまう。
11:30 なぜか、謎のミッフィーリストバンド購入。1500円。スーツケースの鍵でも入れておくか。
11:59JST おみやげに草加せんべいがほしいと言っていた横田氏、免税店で発見。しかし今回、会う人数が多いため別のおみやげに変更。
12:10 デジカメ・ショックでかばんの中を改めて探し回る横田氏。
12:36 搭乗カウンターは結構混んでいた。おばさん軍団多し。ミラノにお買い物か?
13:15 やや遅れて JAL 出発。エコノミーなのに、各座席にディスプレイがあり、映画どころかゲームまでできてしまうことが判明。会社にビジネスクラスを却下され、長旅に若干ヘコみ気味だったわれわれは思わぬサービスにほくほく。 ちなみに機体は B747-400、MAGIC-I というシステムの名前でした。
「ビジネスクラスのサービスもよくなりましたねえ」といいつつ、ゲームはテト○スのパチもんで、コントローラの反応が悪いとか評価をしつつハマる横田氏。

コントローラをよく見せろ? [コントローラ拡大] なんというか、初代ファミコンとゲームウォッチのドンキーコングとプレステのコントローラを足して3で割ってなおかつ横に長い棒状にしたもの。
14:00 機内食。洋食、チキン。まあ普通の機内食。コメントおわり。
15:00 現地について時間を有効につかおうと、地球の歩き方をまじめに読むことにする。どうもハイファでは小高い丘の上にホテル街があり、そこにホテルが集中しているらしい。
18:57 睡眠から復活した横田氏、やおら日記を書き始める。
19:00 ロシア上空通過。
19:07 横田氏、デジカメのメモリカードだけが PC にささっているのを発見。[証拠の品] そもそもデジカメを自宅に忘れてくる説、浮上。
0:00 朝食。
0:05 コペンハーゲンを通過。
0:15 アルプス山脈上空。いや、イスラエル行くのにアルプス見えるとは思わなかった。ミラノの真北から飛行機が進入してくるので、まっすぐアルプスを南下することになるんである。自然の摂理というか、きれいなんだけど人を寄せつけない厳しさがあるよね。
山を通過すると畑やら、家々が見えてくる。屋根がレンガ色に赤い。

0:30JST 18:30 Italian local time ミラノに無事着陸。晴れ。一時間近く遅れたが、baggage はそのままスルーで次のアリタリア航空に積まれるので、時間的には余裕である。空港の中しかうろうろできないので定かではないが、思ったより暑くない。
18:45 二回目のセキュリティチェックで、またしても金属持ちと診断される。内ポケットの塊はなんだ? と指差されて、はい、それは花粉症の薬です。どうも今回、金属の体らしい。腕時計カメラもはずしたので、あとはバックルぐらいしか思い当たることがない。
18:57 トイレに入る。どうでもいいですけど、トイレ、妙に位置が高いです。
19:00 余裕で B09 ゲート到着。Telecom Italia のインターネット端末発見。
19:41 いつのまにかアリタリア航空がついているのを発見。小さすぎる。
20:20 ヒマなので、イタリアのサンドイッチみたいなやつを食ってみる。なんというか、丸いパンの間にハムとトマトがはさんであり、ゴマみたいなのがトッピングしてある。名前は PANINO PAPAVERO 5.5リラ(?), プラス カプチーノ , US$ で払うと 4$ でお釣り。横田氏がカプチーノのみで 1US$ と言っていたから、3$ 足らずである。現地の硬貨でお釣りが帰ってきたので、記念にとっておく。ブランドなのか店の名前なのか、Buonchef という名前。
20:50 NOW BOARDING のサイン点灯。現地の警察だかガードマンだかがうろうろしており、何かを警戒している。搭乗。イスラエルの民族音楽だかなんだかがずっと流れていてなんだか抹香くさい。機内を進んでいけば行くほどユダヤ系、アラブ系のやつらが多いのか、異様な雰囲気がただよい始める。席の左側にすわったオジサンはこんな感じ
ここでヘブライ語の新聞というものを初めて目にする。 ..... 読めん。

ヘブライ語まめ知識 ... ヘブライ語には一応母音をあらわす記号があるらしく、子音の下や左側に小さな点や記号を打って表すのだが、実際に新聞などに書くときはその記号がないので、子音のみのふにゃふにゃ記号をヤマ勘で母音つけて発音するらしい。日本語の漢字にも音読みと訓読みがあるので、あまり文句はいえない。

21:10 ミラノを離陸。このアリタリア航空 A-321 という機体は、廊下をはさんで左右に 3シートずつ、ヘッドホンは古臭い聴診器タイプである。驚いたことに、10ch は邦楽で、倉木麻衣の歌である。ディスプレイは、全員が席に着くとウィ〜ンと上からおりてきて、妙に味のある CG で危険時の脱出方法を説明してくれる。

21:20 夕食。スモークサーモン、妙に固いパン、香りのなじめない野菜、などなど。飲み物はスパークリングワインをオーダーしてみた。PROSECCO Extra Dry。アルコールの濃さはナメて考えていたら 11% vol 20de と書かれておりすっかり酔っぱらった。
左のオヤジはヘブライ語とおぼしき言葉でしゃべっていたと思ったらロシア語の本を広げたりして、なんだかバイリンである。知らない環境にきて驚いているだけで、当たり前の光景なのかもしれないが。

01:00 のどが渇いたので水をもらいにいく。そしたらスパークリングウォーターしかなく、一瞬さっき飲んだスパークリングワインと同じようなまずい味がした。
02:00 着陸。タラップから降りて、空港内のバスに乗るような体験はなんだかひさびさである。結構へばったので時間は適当。バスがぐるっと一回りすると、でかい Welcome To Israel の文字が迎えてくれる。
02:10 第一の関門、入国審査である。ウワサに聞いていたとおり係員は雰囲気を和らげるために全部女性で、日本の入出国審査カウンターよりもむしろ明るい場内、明るい店内という感じである。
さて私の番。
実は私は機内で眠っていて、入国時に記入するシートをもらい損ねていた。開き直って、ここで書くからといってその場で審査官待たせて書いて出した。質問の内容は

  1. なんでここに来たのか。- ビジネス。伝家の宝刀、先方に書いてもらった Invitation Paper を出して、ハイファの連中と日本から来た自分たちとで何回かミーティングをやることを説明。
  2. 一人で来たのか。- No. 隣の (カウンターで同時に Immigration してる横田氏のこと) この人ときた。
  3. で、あんたはエンジニアなのね。- そーです。(細かく説明しているときりがないので、わかりやすい表現で)

おしまい。紙書く時間をのぞいて 1分で終了。

02:20 第二の関門、われわれのスーツケースは、ちゃんとトランジットしてテルアビブまで一緒に来たか? 問題なし。
02:30 第三の関門。ずいぶん予定の時刻よりおそくなったが、予約したタクシーの運ちゃんは待ってるのか?
Avis レンタカーの乗り場にいるということだったが、レンタカーのカウンターなんて当然全部閉まっているぞ ... やっぱり、やっぱり、日本でも深夜のタクシーしかも長距離なんて来ないだろうに、イスラエルでもそこは人間待てる時間というものが ... ああさっそく電話かけてヘブライ語と格闘か ... Welcome to Israel ...

いました。ちゃんと名前書いた紙もってました。あんたは偉い! 思わずがっちり運ちゃんと握手。
これがシェルートなのか? まあ要は 6人乗りぐらいの白いワゴン車である。後から乗り込んで、ドアを手で気合入れて閉めようとしたら、おっちゃん「やんなくていい。Automatic」 おお運転席からのコントロールで、日本のタクシーみたいにちゃあんと閉まるではないですか。しかもこれ引き戸じゃなくてスライドドアだぜ。It's automatic! and let's go!

車内で横田氏ごそごそとスーツケースをまさぐり、デジカメ発見。ただちに電源を ON してみて 「動く。」 いやーよかったよかった。

運ちゃん運転はうまいが、とばすとばす。一路テルアビブからイスラエル西岸を北上、ハイファへ。標識は非常に US のものに近いようだ。行き先表示が緑地に白、方角が黄色の背景に黒など。当然ながら、違うのはアラブ語とヘブライ語と英語でたてに同じ行き先名が 3回、書いてあること。
ハイファへの標識が出たのに一度曲がらなかったので、すわ完全に行き先がちがっているのかと思ってじっと様子をみていたが、別にどこからでもハイファには行けるらしく、やがて freeway を乗り換えるか何かして曲がっていった。

空港に着陸する寸前にも見たがハイファは非常に夜景の明かりがオレンジ色に統一されていてきれいである。
明かりが一列に並んでいるので、運ちゃんに聞いてみるが、英語は本当にカタコトしか通じない。

04:00 Holiday Inn Haifa Bayview 着。会社の手配なので、コスト不明。
ホテルは英語が通じるみたいだ。面白いのはこのホテル、斜面沿いに立っているので、ロビー 9F で部屋が 7階 (私が 703, 横田氏が 702)  なので、部屋にいくときエレベーターを降りるのである。(日本でもそういう立地のホテルはある)

04:10 眠い。しかしとりあえず電話をつなぐのである。外国ではどこでも気をつけなければいけないことだが、電源とモデムのモジュラージャックの規格が違う。

いや、日記の初回分をアップロードした。満足して、おやすみなさい。

[2日め]