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2016 年 11 月 2 日

音ゲー用「遅延しない」究極のヘッドホンを求めて – QC20, LBT-PAR500AV, Explorer 500

前記事: 'Suica を iPhone 7 と Watch の両方に入れて改札を通ると?'

iPhone 7 になり無線タイプのヘッドホン推奨な今、リズムゲーをやるのに最適な組み合わせは何か。まずは歴代使ってみた有線タイプ QuietComfort 20、Bluetooth アダプタ LBT-PAR500AV、ワイヤレスヘッドホン、ヘッドセット EXPLORER 500 で試してみました。

Bose QuietComfort 20


突然ですが、私はゲーセン版 beatmania (ビートマニア) の頃からの熱心な音ゲーマニアです 🙂 iPhone 版では Cytus / Groove Coaster など一通りやってみたあと、スクフェスを前職時代にガッツリやり、今はアイドルマスター シンデレラステージ、通称デレステをたまに電車の行き帰りにプレイしています。

無課金兵で現在レベル 127。

デレマス: レベル127

MASTER レベルの曲は初見でほぼクリアできますが、フルコンボしろと言われるとダメダメです。

デレマス: クリア曲数

電車の中でしか時間がないため、両手で iPhone を横に持ち、親指プレイがメイン。楽曲 Lv.27~の高難易度のものになると、机に置ける環境で人差し指プレイに切り替えています。

この手のゲームは、音楽に合わせて高速に正確にリズムを刻む必要があります。なのに Bluetooth による無線通信には必ず遅延 (レイテンシー) があり、絵と音がズレて聞こえるのが問題点。

よく考えたら、今までにそれを克服しようといくつかヘッドホン / ヘッドセットを試しているので、まずはその比較から。

QuietComfort 20 は有線では神ヘッドホンだが…

身もフタもなく結論から言ってしまうと、iPhone 5 時代からずっと愛用してきたのは Bose QuietComfort 20 でした。

耳をすっぽり覆うタイプの密閉型は大前提として合わないのです。頭デカいし。冬はまだ良いが、夏が暑い! というのは、過去のソニーのノイズキャンセリングヘッドホン MDR-NC20 等で実証ずみ。

QuietComfort 20 (以下 QC20) はインナーイヤータイプの神ヘッドホンで、ノイズあふれる電車の中でもスッと静寂が訪れるノイズキャンセリング性能では、他製品の追随を許しません。

音質は Bose の中ではかなりフラットに高低音が出るようで、有線接続タイプでは、ノイズキャンセリグ性能 + 音質 + 装着感でこれを超える製品は当面、出ないんじゃないかと思います。

特記事項としてリモコンユニット上のボタンが壊れやすいも挙げておかないとダメでしょう。とにかく音量調整ボタンか、aware モードに切り替えるための白いボタンが、よく押しても効かなくなります。

今までに無償 / 有償交換すること 3回。そして今の最新の個体も aware ボタンが壊れています。

そんなわけで使い倒していましたが、iPhone 7 Plus に買い換えてから 3.5mm ヘッドホンジャックが無くなったため、転機が訪れました。

Lightning – 3.5mm アダプタ経由 + QC20

iPhone 7 に同梱される有線アダプタを使えば、QC20 を間接的につなぐことはできます。Lightning アダプタの反対側が 3.5mm ピンジャック。アダプタそのものは軽量でケーブルも柔軟ですが、問題はそこじゃなくてプラグにあります。

QC20 の良かった点はプラグが L字型になっている点。このため、物理的にヘッドホンジャックを差しても、ケーブルはそれほど邪魔になりません。

Lightning アダプタだと端子が真っすぐのため、iPhone を横持ちにしたときにケーブルをまたいで持つことになり邪魔になると。

Bluetooth アダプタ LBT-PAR500AV + QC20

3.5mm ヘッドホンジャックから入力した音声を Bluetooth で飛ばすことができる機器です。

LBT-PAR500AV

QC20 でたまに無線化したいときに使っています。

接続品質は一見よさそう。ほぼ切れないため、普通に楽曲を聴いている分には違和感は感じないし、音質も iPhone 7 + QC20 直結とそれほど遜色ありません。

しかし音はかなりズレます。

デレステに限らず音ゲーでは、だいたいタイミング調整を行うことができ、音が出るタイミングを速めて (+方向) グラフィックスと同期することができます。

デレステ: タイミング調整

しかし LBT-PAR500AV では、レイテンシーが刻々と変わるのが最大の難点。タイミング調整した後、デレステ 1曲プレイしているだけでも、速くなったり遅くなったりするんです。EXPERT 曲だと致命的なレベル

当然ながら、アダプタを挟む分結線が面倒なのと、QC20 側のリモコンが使えなくなるのが最大の欠点。LBT-PAR500AV 本体側のリモコンボタンは有効ですが、使い勝手が最悪で、アダプタ周囲にボタンがあって軽く押せてしまうため、けっきょく誤操作しないためにリモコンボタンをすべてロックしてしまいます。 🙂

Plantronics EXPLORER 500

Bluetooth ヘッドセットとしては定番の Plantronics ですが、この片耳シリーズは音楽鑑賞は 2番目で、音声通話が主な目的の製品です。

Plantronics Explorer 500

うっかり落としそうに思えますが、大丈夫。耳に接触する部分は柔らかい樹脂でできていて、サイズが合うピースを取り付ければ、脱落することはありません。

一般にノイズキャンセリングヘッドホンというと「自分が聞きやすくするため」のヘッドホンですが、音声通話用の製品で雑音をキャンセリングというと意味が逆で、自分が話した声を、「相手が聞きやすくするため」の機構です。

実際、電車の中では片耳がフリーなのもあって、かなり音量を上げないと聞こえません。

Bluetooth の音楽用プロファイル A2DP / AVRCPにも対応しているため、通話だけでなく音楽も聴けるし、早送りや停止もできます。ただ肝心の音質は通話に特化しているというか、音楽を聴くには微妙なので、Ingress をプレイする時のエージェント用として、定形セリフや効果音がだいたい聞こえれば OK な用途に限られるでしょう。

遅延のゆらぎは LBT-PAR500AV ほどではありませんが、やはり発生します。

Apple Airpods + Earin

直前に Earin (日本人的にはイヤリン) という左右分離タイプの Bluetooth ヘッドホンを試したことはあります。

耳に装着すると、ほとんど付けていることがわからないレベルの小ささですが、分離していることこそが最大の弱点で、左右のユニットの同期をとる必要があるためか遅延は大きめです。そもそも個体不良でまったく充電できない問題が発覚したため、それ以上は使っていません。

AirpodsApple 純正版 Earin ですね。左右分離タイプ。有線版ヘッドホン Earpods とほぼおなじ音質と思われ、ノイズキャンセリング機能は無いようなので、電車の中ではボリュームを上げないと使えないでしょう。

Airpods を話題性だけでうっかり買い…発売も遅れたし冷静になって、QuietControl 30 (以下 QC30) を買うことにしました 🙂

ということで本題の後編に続く。

続き: 'Bose QuietControl 30 – 音ゲー用「遅延しない」究極のヘッドホンを求めて Part2'

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