紅茶の名前みたいですが、Spam メール対策の手法です。複数のスパム判定手法を組み合わせていて、spammer が使用しそうなドメイン名からメールを送ってくると、受信を嫌がってみせたり (応答を遅延する)、本当にウチのメールサーバに用があるなら再送してくれと要求したり (greylisting)、spam 処理のツンデレと理解しました。 😉

nire.com の私のメールアカウントには、1アカウントあたり 1週間で 900 – 1,100 通前後の Spam メールがすり抜けてきて、spam 処理をされた後 Spam フォルダに落ちています。taRgrey を導入してこれですので、非常に助かっています。

taRgrey のせいではないのですが、ちょっと問題があります。

自宅のメールサーバ 2台のみで taRgrey + ベイジアンフィルタによる従来の spam 処理を行う分にはほぼ完璧に近く、1日に間違って inbox (受信トレイ) に落ちるメールは 0 なのですが、最近、仁礼家外でレンタルしているセカンダリメールサーバは、そういった処理が行われていないらしく、そちら経由でプライマリサーバにやってくるメールは 1日 1通-2通、false negative (スパムではないと判断され) てしまいます。

レンタルサーバは、負荷分散のためというより、自宅のサーバがメンテの都合でたまに落ちている間のフェイルセーフで借りているので、MX の preference 値を大きくしたり (primary MX = 10, secondary MX = 100) して平常時にメールが振られにくくしていますが、効果はないらしく、つねに一定量がレンタルサーバ側に送られるようです。特に、自宅のプライマリが重いというわけではありません。

プロバイダで S25R や greylisting を導入するのはやや問題があるのかもしれませんが。