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錦糸眼科では、私の場合、強度近視なので、手術後 1.0 以上になる確率は 92.7% であることを説明されました。この数値は術式、視力によって違います。「屈折治療のご案内」から私に関係のある部分だけ抜粋すると、

強度近視 (-6.0D ~ -9.99D)

術式↓ 視力→ 1.0 以上 0.8 以上 0.6 以上
イントラレーシツク 92.7% 96.4% 99.1%
マイクロケラトーム レーシック 80.9% 93.3% 98.5%

過去の術式別治療データで、実際には近視の強さと術式ごとにすべてのデータが用意されています。錦糸眼科の良い点は、このような細かいデータが非常に充実していることでしょう。品川ではここまでのデータは見当たりませんでした。

マイクロケラトーム レーシック (通常のレーシック) で費用を節約することもできますが、イントラレーシツクに比べて手術後 1.0 になる確率は大きく下がることが分かります。

検査結果を聞いたときの質問

ここでも品川での質問と同様のものをいくつかしてみました。

Q. レーシック手術前後は、水泳 / インラインスケートをしても問題ないのか。
A. 水泳は 2週間後から可能です。
(インラインスケートはご存じなかったので、ブーツにウィールがタテに 4個ついててスキーのオフトレ用とかに使うやつで…と説明) 4週間後から可能です。

Q. 層間角膜炎というのは水泳に影響あるのか。
A. (層間角膜炎という言葉がここでも一発では通じず、フラップの下に炎症ができる症状がありますよね、と説明)
それなら、そもそも水泳自体が 2週間後からしかできないので、水泳という意味だと心配は無いですね。

層間角膜炎という言葉はあまり一般的な用語ではないのでしょうか。DLK (Diffuse Lamellar Keratitis) とも呼ばれ、手術後 1週間の間に、まれに上皮細胞やマイクロケラトームの鉄粉、ほか異物が入ることによって起きるそうです。

なお診断された先生は品川のように疲れた感じもなく、それなりに経験を積んだ方のように思えます。しいて言えば、光をあてて右を見て、左をみて、の眼底検査は、8方向でなく 2方向のみですませていました。

次回以降は、手術を受ける眼科を決めた理由について詳しく説明します。

変更履歴

2008/4/18 … 術式治療データの表を手直し。

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