作業時間を計測してくれるタイマーを物色していて、ヨドバシカメラの店員さんが取り出してきたのは TIMERS 11 RFT-100 という球技用のタイマー / ストップウォッチでした。

CASIO (カシオ) 腕時計 PHYS フィズ TIMERS11 RFT-100-1JF

店員: 「お客様の話を伺っていると、G-7500-1JF や GW-400J よりこちらの方が良いような気がしますね」

この腕時計、文字がやや大きく、スタート / ストップキーが特に大きく作られていて、見た目からして試合中の計時に特化した時計という感じで好感が持てました。振動の強さを気にしていたのでデモしてくれましたが、意外なことに上記 2機種よりも強力でした。

ストップウォッチ / タイマーにひと味違うモード満載のこの腕時計、とりわけインターバル計測用タイマーがスグレモノで、一番やりたいことに近い機能が実現されています。

インターバル計測用タイマーを、時間切れ予告つきタイマーとしてカスタマイズする

一般にタイマーというと、60分測ってね、と設定すると、60分後にビープ音が鳴るだけですね。

(スタート) 60分前0分前「ピピピ」

私の自宅で使っているキッチンタイマーはもう少しスグレモノで、設定できるのは 60分間という全体の長さなのは同じですが、予告アラームがプリセットされていて、

(スタート) 60分前10分前予告「ピピピッ」 → 5分前予告「ピピピッ」 → 0分前「ピピピピ…(1分間)」

のように鳴ります。しかし、15分おきに鳴って欲しい場合でも、この 10分前、5分前をずらしたり回数を変更して、

(スタート) 60分前45分前30分前15分前0分前

のようにカスタマイズすることはできません。

インターバル計測用タイマーは、9区間までのインターバルの長さを自由に定義できるタイマーです。インターバル 1個分の長さを自由に変えられます。キッチンタイマーと同じようなことがしたいなら、タイマー番号 INT1 ~ INT3 を次のように設定します。

(スタート) 60分前(INT1: 50分)10分前「ピピ or バイブレーター」 → (INT2: 5分)5分前「ピピ or バイブレーター」 → (INT3: 5分)0分前「ピピピ or バイブレーター」

15分おきに鳴ってほしいなら、INT を 4本まで使って各 15分に設定すれば良いわけです。

(スタート) 60分前(INT1: 15分)45分前(INT2: 15分)30分前(INT3: 15分)15分前(INT4: 15分)0分前

いろいろな試合に対応するため、INT は最大 9本まで使用できますが、INT9 まで全部使っても使わなくてもかまいません。

さらに、INT1, 2, … と順に繰り返し 0分前になったら終了 (リピートタイマー) か、また INT1 に戻って繰り返すかを選べます。(オートリピートタイマー)

TOEIC のペース配分にも使える

先日、英語力テストの TOEIC を受けることになり、試験対策に狙って買ったわけではないのですが、RFT-100 を使ってみたら素晴らしい使い勝手でした。

TOEIC は前半リスニング (聞く) と後半リーディング (読む) のテストからなります。後半は Part V ~ VII の 4つのパートで構成されるのですが、このテストの頭の痛いところは、制限時間 75分に対して問題数が 100問と非常に多いことです。ペース配分として、

Part V 30分、Part VI 15分、Part VII 25分

のように分ける、と目標を決めておいて、それぞれ INT1, 2, 3 にセットしておくことで、誰にも迷惑をかけずに、試験中に各パート分の時間が過ぎたことを時計が教えてくれるわけです。

次回はもっと簡単に使えるストップウォッチ、タイマー機能について書いてみます。