TWOTOP の Core i7 PC 開封の儀式、続きです。ケース内部を開けて、マザーボード P6T Deluxe の部品配置や、ハードディスク、ケーブル類の取付具合を確認してみましょう。EZ Flash2 で BIOS もアップデート。

P6T Deluxe の CPU 周りとコンデンサの設計

ケースを開けたので、部品チェックも兼ねて内部も撮影しておきましょう。

Twotop PC: ケース内部 P6T DeluxeCore i7 の CPU ファンは Intel 標準のもの。真下にあるシルバーの波状の板は、バカボンパパのヒゲに見える…とその手のコメントはやめておいて、これは P6T Deluxe に装備されている、CPU の排熱を速やかにケースの外 (写真でいうと左側) に送り出すためのガイドプレートです。(ASUS 公式サイト参照)

コンデンサは導電性高分子コンデンサ (高分子キャパシタ) です。Pentium 4 世代のものだと、 ASUSTek 製品で有名な P4C800 あたりであっても、ガンガンと電解コンデンサを使用していて、あまりにも古いと液漏れを起こすことがありました (汗をかくとか、塩をふくとか、いろいろな表現がされる) が、最近のマザーボードはそういう心配はないようです。

グラボ GTX 285 と 6GB メモリ

グラフィックスボードは GTX 285。今どき珍しくはありませんが、 2スロット分のスペースを消費しており、どんな Slot 1 ファミコンカートリッジですかという感じの勇壮な面構えです。

メモリ 3枚セットも目を引きます (Corsair TR3X6G1333C9)。これで 6GB ですか。安くなりましたね。

Twotop PC: GTX285 Twotop PC: メモリ Corsair TR3X6G1333C9

ハードディスクの取付位置

ハードディスクが 3.5インチドライブベイの一番上に取り付けられているのは、判定が難しいところです。

私が取り付けるなら、HDD は振動に弱く、ミドルタワーケースは横揺れしやすいことを考えて、一番下か、写真のように S-ATA ケーブルが干渉しそうなら下から 2番目のスロットに搭載します。しかしケース前面底部から背面に向けてのエアフローや、ケース全体の共振などの問題もあり、いつも低い位置につければいいかというと、そうとも限りません。

このケースの場合、最下段につけた場合は S-ATA ケーブルの取り回しに無理があり、下から 2番目につけると GTX 285 と HDD とで完全にケース上下が分断されてしまい、下半分のエアフローが悪そうです。GTX 285 の取付け位置とずらしてつけたら最上段になりました、と解釈するべきでしょうか。

しいて言えば PC 稼働時に発生する低いうなりがやや気になるので、将来的にこの HDD の位置は見直すかもしれません。

かなり念入りなケーブル固定

ケース側面にファンがついていますが、ケーブルは頑丈にテープ止めされています。回転中のファンに引っかかるといろいろな意味で危険なので、BTO でもこの辺に気をつかってくれるのは良いと思います。ケースが 2度と開けられないぐらいタイトにくっついています :mrgreen:

電源ユニットからのケーブルも強力に結束バンドで束ねられています。大体この手のバンドは、配慮に感謝しながらも、ドライブを追加する際は邪魔でいったん切り離すことにはなるんですが、ここまでがっちりしてくれるのは正しいと思います。

Twotop PC: ケースファン用ケーブルが止められている Twotop PC: 電源ケーブルが結束バンドで止められている

電源ユニット 750W で安心感

Twotop PC: 電源 AcBel PC7030 750Wあえて電源は標準のものからアップグレードして、750W のものにしてみました。Core i7 + GTX 285 x 1 + HDD x 1 なら 600W でも大丈夫そうですが、全体的な安心感がプラス 7,000円で買えるなら安いぐらいなものです。

背面に、主電源スイッチ以外にトグルスイッチがあり、最初何のためのものか分かりませんでしたが、UAC の資料によると

※背面Powerスイッチの近くにある切替スイッチは、搭載FANのLEDをON/OFFするスイッチです。

な…ファンにわざわざ LED がついているのかこれ。

背面パネル – PS/2 端子は今時 1つだけ

Twotop PC: ケース背面のコネクタ類

さりげないところですが、最近のマザーボードには PS/2 スロットが 1端子しかなかったりします。PS/2 マウス、キーボードいずれか一名様のみ取り付けられます。

PShare 8 という PS/2 マウス、キーボード用の KVM 切替器を使ってきましたが、引退の時期も間近でしょうか。でも ATEN 製品は信用できないので、そうすると USB / HDMI 対応で安定動作する KVM 切替器がないですねぇ。

EZ Flash2 で BIOS をアップデート

とりあえず Memtest86+ を 3パスほど走らせてみて、今回はメモリに異常がないことを確認。OS をインストールする前に EZ Flash2 でマザーボード BIOS をアップデートします。USB でアップデートできるのは、やはり便利ですね。

P6T Deluxe EZ Flash2 で BIOS をアップデート P6T Deluxe BIOS 1403

毎回何かをやらかしてくれる TWOTOP BTO ですが、今回は内装に関しては取り立てて問題は無かったようです。現在色々と OS をセットアップ中ですが、いずれパフォーマンスを測定してみます。

つづく。