「赤い目薬」なら良いとは限らない – ビタミン B12 系、眼精疲労に効く目薬


目を酷使する職業についていてレーシックを受けると、目の疲れや近視の戻りが気になります。今回は、疲れ目を癒してくれる目薬について、実際使っているものや処方されているものをまとめてみます。赤い目薬の成分や、NG な成分と、番外編で飲み薬も。

サンコバ点眼液 0.02% – 調節機能改善点眼剤

サンコバ: 絞り優先AE 1/4sec F5.6 スポット測光 EV+0 ISO200 90mm TAMRON 272E WB:AWBレーシック手術を受けた錦糸眼科にせよ、通常の眼科にせよ、目が疲れますというと、定番としてだいたい出てくる目薬です。

製造元

参天製薬株式会社

有効成分 (1mL 中)

以上。という医療用点眼薬のシンプルさが素敵ですね。点眼しても、目にしみることはありません。5mL 入りで、だいたい 1日に 4回まで点眼 OK と言われますが、結構すぐ無くなります。

シアノコバラミンはビタミン B12 の一種で、目の水晶体のピント調節を行っている毛様体筋の働きを活発にし、ピント調節する元気を取り戻してくれます。つまり眼精疲労に効くと。

あるとき錦糸眼科の先生に聞いてみました。

Nire: 「これ市販の薬で、代用が利かないんですか? 毎回錦糸眼科に来るのも大変なので…」
錦糸眼科: 「ビタミン B12 が入っている薬なら OK ですよ。色が赤いのですぐ分かります」

ほほう。そこで早速、近所の薬局へ。

清涼感の高い「アクション」 (Action V B6 B12)

薬局でまず聞いてみました。

Nire: 「サンコバって売ってますか? 疲れ目に効く、色が赤いやつなんですが」
薬局: 「いえ、無いですね。赤いものならいくつかありますよ。」

ということで、最初に出てきたのがアクション (Action V) です。

製造元

滋賀県製薬株式会社

成分 (100mL 中)

赤い成分がシアノコバラミンなのはサンコバと同じ。それ以外にも色々入っています。

  • シアノコバラミン 20mg
  • 塩酸ナファゾリン 2mg
  • メチル硫酸ネオスチグミン 5mg
  • マレイン酸クロルフェニラミン 10mg
  • 塩酸ピリドキシン 100mg
  • アミノエチルスルホン酸 100mg
  • コンドロイチン硫酸ナトリウム 100mg

とにかくこの目薬、清涼感が高く、さすと「キター!」と言いたくなります。私はこの目薬、割と好みなんですが、刺激があるのがイヤな人には向かないと思います。

医者には勧められなかった「メディカル 10」

メディカル10: 絞り優先AE 0.6sec F8.0 スポット測光 EV+0 ISO200 90mm TAMRON 272E WB:白熱電球赤ければ良いだろうということで、次に購入したのが「メディカル10」という目薬です。とくに清涼感や刺激はないようです。

製造元

参天製薬株式会社

有効成分

  • ビタミン B12 (シアノコバラミン) … 0.02%
  • ビタミン B6 … 0.05%
  • メチル硫酸ネオスチグミン … 0.005%
  • バンテノール … 0.05%
  • L-アスパラギン酸カリウム … 1.0%
  • タウリン (アミノエチルスルホン酸) … 1.0%
  • マレイン酸クロルフェニラミン … 0.03%
  • イプシロン-アミノカプロン酸 … 1.0%
  • グリチルリチン酸二カリウム … 0.1%
  • 塩酸テトラヒドロゾリン … 0.03%

眼科で、このメディカル 10 を点眼しています、と箱を見せたのですが、成分を一通り見た後、微妙に顔をしかめて、

医師: 「これはお勧めしませんねぇ…」
Nire: 「どうしてですか?」
医師: 「血管収縮剤が入っているからです。ほら、この最後の成分、塩酸テトラヒドロゾリン

塩酸テトラヒドロゾリンはステロイド (副腎皮質ホルモン) の一種で、一時的に目の充血を目立たなくする成分のようなのですが、充血の根本的な治療にはなりません。それどころか、充血する→点眼すると収まる→効果が切れると余計に拡張→充血→点眼… という悪循環に陥るようです。

私の場合、点眼するときは 10-15分の目の休憩時なので、期せずして根本原因 (目の疲れ) を取り除いていることになり、あまり無限ループに陥らなかったようですが、医師に言われたり、自分で調べたりして、やはりこの目薬は止めました。

ラフェルサ EX

で、最近使っているのがこの目薬。清涼感で言えば「アクション」ほどではありませんが、そこそこスッキリします。

製造元

キョーリンリメディオ株式会社

有効成分

  • シアノコバラミン (ビタミン B12) … 0.020%
  • ネオスチグミンメチル硫酸塩 … 0.005%
  • ピリドキシン塩酸塩 (ビタミン B6) … 0.100%
  • ナファゾリンン塩酸塩 … 0.003%
  • クロルフェニラミンマレイン酸塩 … 0.020%
  • タウリン … 0.500%
  • コンドロイチン硫酸エステルナトリウム … 0.100%

まとめ

  • 赤い目薬 (ビタミン B12 が入っているもの) を選ぶと良い
  • 塩酸テトラヒドロゾリン入り、は避けましょう

ということでした。実際、目の酷使度が非常に高いうちの会社では、同僚の席にいくと、ブランドは様々ですが、よく市販の赤い点眼薬が置いてあります。

番外編: B12 が唯一の方法ではない

ここまで書いておいて、ですが、眼科医のサンコバに対する反応は様々だったりします。

  • ビタミン B12 は気休めですよと答えた医師 … 1名
  • アデホスコーワ腸溶錠 (ATP) を代わりに処方してくれた医師 … 1名

アデホスコーワ腸溶錠 (ATP) というのは普通の白い飲み薬です。ATP = アデノシン三リン酸で、生体のエネルギー源です。副作用がない代わり、即効性があるものでも無い。クロレラとか青汁みたいに、地味に飲み続けるタイプってことでしょうか。 🙂


2 Comments

  1. テトラヒドロゾリンだけでなく、
    ナファゾリンも一時的に充血をとるための
    血管収縮剤ですよ~。

  2. てるぼうさん、情報ありがとうございます。

    実は先日薬局でサンテビオを購入しようとして、血管収縮剤の有無を効いたときに「ナファゾリンが含まれているので、連用はやっぱり避けた方がいいと言われました。

    投稿で紹介した目薬は結局、ナファゾリンか塩酸テトラヒドロゾリンが含まれてしまっていますね。

Leave a Reply

Your email address will not be published.

*

© 2017 Nire.Com

Theme by Anders NorenUp ↑