ベルサール八重洲で行われた Application Performance 2009 に参加してきました。聴講メモ。

[S-4] 仮想化・クラウド時代の米国パフォーマンス管理最前線

  • アイティメディア株式会社 ITmedia エグゼクティブ編集長 浅井英二氏
  • ITジャーナリスト 小池 良次氏 (Skype で講演)
    • 理想は「うまい、はやい、やすい」
    • 一極集中管理から分散化することで、パフォーマンス問題が顕在化
    • ロードバランサーの活用、セキュリティの強化、WAN 高速化したが、SaaS / クラウドで問題が顕在化
    • 3層モデル -> 多層モデルで SaaS に移行 -> クラウドモデル
    • 帯域、遅延、サーバ負荷、ネットワークセキュリティの問題
    • クリスマス前に慌ててサーバの縮小、拡大によるネットワークへの影響
    • クラウドデータセンター … DC 内のクラウドネットワーク
    • クラウドネットワーク … CDN は動画だけでなくアプリケーションの配信も求められている
    • Salesforce でさえレスポンスタイム保証は 300ms。動くようにするのはサービスベンダー側の責任でやるが、レスポンスタイム保証は SLA としてやりたがらない
    • 複数のデータセンターでサービスをオーケストレーション。時間などの変動に合わせてサーバの割り当てを変動
    • Service Oriented Network … アプリケーション、サービスに関する情報を加味したルーティング、ロードバランスが必要
    • 企業アプリの SaaS 化 … 超集中 -> 超分散 -> SaaS による超集中の時代。Amazon EC2, Facebook, Salesforce.com Service Cloud2, Google Apps
    • リアルタイムアプリケーション統合 (video, audio) … IP-PBX -> UC: Unified Communication. キャンペーン時の集中呼 (video, audio, widget TV) を IP 網経由でホスト
    • 新事業開発を考えると、コストダウンしながらもクラウド・ディバイス時代のネットワークサービス設計が必要

    QA

    • 障害時の切り分けは、サービスプロバイダにより得手不得手な分野がある。ユーザーは 99.99% と言われても、実際には年間数時間ダウンすると考えている。Salesforce ではもう少しダウンタイムが少ない
    • Q. 米国のパフォーマンス管理ソリューション
      A. 大企業は導入しているが、中小企業まではなかなか手が出ない。サーバーパフォーマンス、セキュリティといった専門家全体をうまくコーディネイトできる人が必要