iPhone 4 に機種変更したら古い iPhone 3GS の残金は? 月々割は?

「6ヶ月経たなくても iPhone 4 に機種変更できるか」の記事が意外に読まれているので、後日談です。iPhone 4 って今何日で手に入るのか。機種変更したら、古い iPhone 3GS の割賦支払いはどうなるのかについて。

発売遅れで価値が下がっていくホワイトモデル

未発売の iPhone 4 ホワイトモデルが、デザイン的に気にならないわけではありません。
しかし、

• iPhone 3GS + iOS4 になってから、いろいろ同時にアプリを起動すると重い
• ホワイトモデルの発売日が遅れそうだ (年内発売)
• アップルのホワイトモデルには製造に問題が生じやすい
• 来年 6月の WWDC になれば、きっとまた新機種が出て iPhone 4 ホワイトも陳腐化する

といった理由で、きっちり 6ヶ月経ったある日、iPhone 4 を機種変更しに行ってみました。

iPhone 4 いまだに 1ヶ月待ちですか

発売日 6月24日から 2ヶ月近く経った今でも iPhone 4 の売れ行きは好調らしく、ソフトバンクショップに行けばその日に iPhone 4 がお持ち帰りできるわけではありません。

ソフトバンク店員: 「1ヶ月ぐらい見ておいていただければと思います」
Nire: 「そんなにかかりますか」
店員: 「ええ、すみません。うちのショップの場合、ショップの規模の割に売れ行きもいいので、予約分は一度に 20台とか、結構入ってきます。ただその分予約も多い感じです」

入荷台数は販売本数に比例して設定している、というつぶやきを見た気がするので、どこのショップに行っても、手に入るまでの日数は大して変わらない気がしますが、この店舗で予約してみることにしました。

過去に PlayStation 3 を発売日に入手した経験などから考えると、あえて穴場的な小さいソフトバンクショップで予約する方法も取れますが、iPhone 4 の場合、Retina Display (高解像度液晶) やボタンの初期不良などが見つかった場合に、対処してもらいやすいのではないか、と思ったからです。

気長に待ちますか…と思っていたところ、ちょうど 1週間目。

店員: 「入荷しましたのでご連絡差し上げました」

早。

かくして、先日熱海にいく直前に iPhone 3GS から iPhone 4 に機種変更しに行くことになりました。

iPhone 4 の需要は相変わらず高いものの、店を選べばタイミング次第であっさり買えるようです。

iPhone を機種変更すると月々割の恩恵は無くなる

機種変更する前に考えなければならないのは、月々割が無くなることです。

iPhone は、ソフトバンクとの契約を続ける限り、2年間 = 24ヶ月にわたって月々の支払から割引が受けられます。私の場合は「WiFi バリュープラン」を契約し月々 1,920円の月々割が受けられていましたが、ソフトバンクとの契約をやめてしまえば、今後の月々割は無くなります。

要するに通信事業者としては長期契約してほしいわけで、回線を使用し続けてくれた人を割引したほうが良いわけです。2007年9月に総務省が、端末奨励金を見直すよう要請して以降、あからさまに通信事業者がリベートを販売店に払って携帯そのものを安売りすることができなくなったための、実質安くするための回避策とも言えます。

6ヶ月で機種変更した場合、機種変更する前と後の実際の支払額をまとめてみます。

6ヶ月で機種変更すると、2年続けた人と比較して 1,920円 x 18 = 34,560円の割引は無かったことになり、その場で iPhone 3GS 32GB の残り代金 50,400円を一括払いか、月々割のないまま割賦を続けるかの二択を迫られます。どちらを選んでも iPhone 3GS 支払い総額は同じです。

譲渡して月々割も続けることはできないのか

そんなのイヤだぜ、月々割は続けたいぜ、という人の場合は、半年前に確認したとおり、同一名義で 2回線持ち続けるしかないのです。しかも、新規契約した iPhone 4 にいつもの自分の携帯電話番号を移すこともできないため、「誰も知らない番号の電話」が増えるだけです。

私の場合は、残り代金を一括払いにし、端末を古い au 携帯でがんばっているアートチームに譲渡することにしました。

なお、譲渡された相手側では、端末持ち込みでソフトバンクと新規契約することになりますが、そこでは月々割は効かないようです。あくまで月々割は、ソフトバンクから端末を購入時にのみ契約できるとのこと。

次回は、iPhone 4 にしたらパケット定額プランの乗換えができるのかについて。

つづく。