NAS に内蔵する HDD が同時に壊れるのを少しでも防ぐため、HDD の製造ロットをわざと分散して買うという話。あと ReadyNAS Ultra6 Plus (RNDP600U) 開封の儀。

突然、巨大な宅配便が届きました。NETGEAR のロゴ入りガムテープをはがすと、本体の箱が登場。

ReadyNAS Ultra 6 Plus RNDP600U: 段ボール箱 ReadyNAS Ultra 6 Plus RNDP600U: 本体の箱

無駄に思えますが、こういった外箱が傷つかない配慮は必要だと思います。

本体前面。割とシンプルです。

ReadyNAS Ultra 6 Plus RNDP600U: 前面

上部にはステータス表示用の液晶画面がありますが、起動時など用があるとき以外は基本的に消灯された状態です。

問題は電源ボタンが青く常時点灯していること。仁礼家では、サーバルーム = 仁礼の寝室だったりするので、寝ている時まぶしくてしょうがありません :mrgreen:

HDD ベイのドアを開けたところと、本体背面。

ReadyNAS Ultra 6 Plus RNDP600U: HDD ベイのドアを開けたところ ReadyNAS Ultra 6 Plus RNDP600U: 背面

HDD 製造ロットを分散して買う

これが購入した HDD、Seagate ST3000DM001 x 5本です。

Seagate ST3000DM001: 5台分 Seagate ST3000DM001: ラベル

実はこれ、3箇所のネットショップや実店舗から分散して買ったもの。そんな面倒くさいことをするのは、同一の経路から同時に買って、同一ロットが 5個になってしまうのを避けるためです。

RAID6 と言えども、同時に壊れて問題ないのは 2台まで。しかし得てして一様なタイミングで壊れた結果、RAID が崩壊したという話は時々聞きます。

同一種族ばかりの集団はカタストロフを引き起こしやすい。

データシートによると、Seagate のこのモデルが動作保証しているのは以下の通りで、

  • ロード/アンロード回数 300,000
  • 通電時間 2,400時間

ロード/アンロード ((HDD の読み書きヘッドを安全のため退避領域に戻したり、再び記録領域に移動したりすること)) 回数や、通電時間に影響されます。一般的には温度も大きく影響すると言われています。同時にヨーイドンで使いはじめる限り、条件は一蓮托生なんですが、まあそれもロットによって特性が少しずつ異なることを期待して散らしてみると。

ラベル上の S/N (シリアルナンバー) と Date コードを確認すると、狙い通り製造工場と製造年月が分散していることが分かります。

購入順 購入店舗 S/N 製造国 / 製造工場 DateCode 購入年月
1 店舗 A Z1Fxxxx タイ (Teparuk Thailand) 13173 2012年10月
2 13182 2012年11月
3 店舗 B W1Fxxxxx 中国 (Wuxi China) 13211 2012年11月
4
5 店舗 C 13172 2012年10月

次回は実際にセットアップしてみた編。
つづく。