みなさんオンライン飲み会してますか?
私は週に 2回ぐらいなんだかんだでやってます。

仕事でも弊社は 2月下旬から在宅勤務 (実際には、エンジニアはもう 1週間以上早めに突入。安全のため。) していて、社内会議は zoom です。

オンライン会議で公私ともに “対面” のコミュニケーションを済ませるようになると、見た目の印象は肉眼ではなく、カメラ越しに映った映像がすべてになります。

緊急事態宣言が出た時に、

「仕事先でも zoom で会議することになった! どんな機材を使えばいい?」

と相談されて、即座に私はこう答えました。

「喝!! まずライティングが命!」

私は趣味でポートレートを撮る人なので、光がどこからどう顔に当たっているかはとにかく重要です。

スタジオライティングの例
スタジオでのライティングの例

いきなり唐突ですが、ガチなスタジオ撮影の様子です。その割にコンビニの袋が庶民感ありますね。大体 1灯~3灯でライティングしたり、レフ板でそれを反射させたりして顔に映る影をコントロールします。

カメラを始めたばかりの人は、だいたい撮るカメラにこだわりがちで、私もそうだったんですが、そこは実はあまり優先ではなくて、光の方がより重要なんです。

自宅の zoom 環境です。どん。さらに倍。

Zoom 会議している机とライティング

狭いスペースなので、色々映り込んでるのは許して。キーボードはWASD キーだけ赤い、こだわりの REALFORCE キーボード 91UG-S です。Galaxy Fold もドヤで映っています。

ディスプレイ 2枚が、後ろでディスプレイアームに支えられているのですが、アームの柱 2本を利用して LED ライトを取り付けています。

Zoom 会議のライティング: 照明なし

ライトをつけると、ほーら明るい。

Zoom 会議のライティング: 照明あり

左の LED ライト (YN600) にリフレクターがついているので、それを調節して「上」に光が行くようにします。

Zoom 会議のライティング: 照明あり: フードで反射

ん、だと? 自分の顔にどうして向けないの?

ポートレートライティングの基本で、顔に直接強い光を当てると、硬い不自然な感じになってしまいます。

私の書斎はたまたまカベが白いので、上斜め後ろ方向に光をあてて、バウンスさせることで柔らかい光を作っています。結婚式場での撮影で、ストロボを上に向ける理由と同じです。カベが白くないよ! という人は、大きい白い布を前面に貼りましょう。

左右の LED ライトは何でも良いですが、私が使っているタイプを貼っておきます。色温度だけは合わせないとミックス光になり (片方が青くて片方が黄色いとか)、居酒屋で撮ったようになるので、5500K タイプに統一するなどしましょう。

  • LED … Yongnuo YN-600 (またはこの後継シリーズ)
  • ボールヘッドクランプ … LPL MS-21II L18558-21A (ライトをアームに固定する三脚台座 + 洗濯バサミみたいなやつ)
  • ディスプレイアーム … サンコーレアモノショップのサンコー 3軸式くねくねモニターアーム MARMGUS191B

1灯でも構いませんが、反対側に顔のシャドウが出て、憂いのある人になります。相手にプレーンに明るい印象を与えるため、 2灯にして陰を消しましょう。

美白ライティングとかビューティーライティングと呼ばれるものと同じですね。片方レフ板でもいいですが、家でそんな場所はありません 🙂

Zoom 飲み会: 元 GREE メンバー乾杯

みんないい笑顔ですね! 目線の位置しくじった。
乾杯!

(Zoom スクショは参加者の皆さんの許可を得て掲載しています。
ちなみに元 GREE の同僚です)