住基カードどうも最寄りの税務署では、住基カードがあれば e-Tax で申請できるという説明でした。実際はともかく、IC カードだのセキュリティだのが絡めば、これは実際にやってみなければなりませんね! と妙なテンションにより、環境を整えることにしました。


これが住基カード (住民基本台帳カード) 。取得できるのは最寄りの市役所など地方自治体。出張所などでは発行されないこともあるようです。また、杉並区など住基ネットに参加していない自治体ではそもそも住基カードの発行自体が受けられません (市役所談)

住基カード申請書市役所に行ってみました。市民課に行くと「住民基本台帳カード交付申請書」「電子証明書発行申請書」の 2種類のフォームを渡され、記入します。カードには「写真あり」「写真なし」の 2種類があり、申請する人が選べるようになっています。免許証などと同等の公的身分証明証として使いたい人は写真ありを、単に e-Tax に使えれば良い人は写真なしを選べばいいですと、説明を受けました。無理に身分証明証を増やす気は無かったので「なし」にマル。

写真「あり」にする人は、前もって最寄りの証明写真が取れるところで写真を用意して行き、用紙に添付します。

提出時に、30分待ちなんですがいいですか、と申し訳なさそうに言われたのですが、10分足らずで名前を呼ばれました。いきなりカードを受け取って終了かというと、さにあらず。

住基カードのパスワード入力次にカード自体の PIN (暗証番号) および、個人認証サービスに使うためのパスワードを聞かれるのでキーパッドに入力したり、タッチパネルに入力します。都合 2種類のパスワード (数字だけのものと、アルファベット大文字+数字) を聞かれるので、いきなり言われてパニクらないよう、心に決めていくと良いでしょう。

住基カードの鍵生成終了これらのパスワードが入力されると、あとは秘密鍵を生成、カードに格納されます。
市役所員「5回パスワードを間違えると、市役所に来ていただいて再発行しなければいけないので、気をつけてくださいね」
nire 「4回間違えて、正解を思い出して入力したあと、次回の入力で 1回間違えたら通算 5回でアウトなんですか?」 (すみません、職業病です)
市役所員「えーと、ちょっとお待ちください。(ドタバタバタ) すみません、ちょっとそこまでは私の方でも分かりかねますので…とにかく 5回と聞いています」

公的個人認証サービスクライアントソフト最後に、利用のご案内パンフの他に、「公的個人認証サービス利用者クライアントソフト」という CD を渡されて終了です。

さて問題は、この発行手数料ですが…
所員「それでは、この住基カードと電子証明書の発行手数料それぞれ 500円で計 1,000円いただきます」

思ったより取りますね。

ICカードリーダライタ 約 3,000円
住基カード発行手数料 500円
電子証明書発行手数料 500円

ここまでですでに 4,000円。手数料まで入れると、控除の 5,000円もらってもトントンか赤字。さてこれできちんと申請できるのでしょうか。