nire.com ドメインには自宅で自前が 2台、レンタルしているセカンダリメールサーバが 2台あります。

1993年に Sun SPARC 2 + NEWS 1450 というワークステーションの中古で sendmail によるメールサーバを運用し始めて以来、結局プライマリメールサーバは自分の手で運用し続けています。

「メールサーバぐらい借りた方がメンテナンスもラクだし安いのでは?」

という人もいるかもしれません。いえ、実際そうです 🙂

電気代もバカになりませんし、自宅に絶対に落としてはいけないサーバがあるプレッシャーは運用してみた人にしか分からないと思います。定期的にハードが故障しますし、ソフトウェア的に落ちる (サーバの自動更新時に、相性問題でメールサーバが落ちたりする) こともあります。

先日、風呂の換気扇の掃除にきた業者さんがいて、工事の都合で、無造作に予告無くブレーカーを off / on して、「ビデオの時計とか狂ってると思いますから、合わせ直しといてください~」と明るく言われたそうです。

私が仕事から戻ってきてそのことを知り、一瞬目が点になったあと各サーバのステータスを確認しましたが、メール / DNS あたりのもっとも重要なサーバ PC は UPS (無停電電源) で保護しているので無事でした。

しかしメインでメールの読み書きや作業に使っている PC が落ちていたので、UPS を買い増しました。これについてはまた別の機会に書きます。

独身寮で Sun SPARC 2 でメールサーバを運用していたときも似たようなことがありました。台風が来て雷雨になったときに、管理人さんが全部屋のブレーカーを切ってまわったのです。(寮に落雷したからではありません。)

管理人さんいわく保安のためだったそうですが、メールサーバがあるから、不要に落とさないで! と食ってかかり、いまひとつ話が通じなかった覚えがあります 👿

その週末も UPS を買いに行った覚えがあります。中古で 1kW の業務用 UPS を秋葉原で見つけ、稼働したらものすごい轟音で最初は寝られませんでした。(常時給電型なので、停電しなくても元気に稼働している)

隣との壁が薄いため、夜うるさいぞ、何やってるんだと年配の社員に言われたので、ワークステーションと UPS が元気にうなっている部屋を見せて、ひとしきり説明してあげたところ、それきりクレームは来なくなりましたとさ。