第46回 アミューズメントマシンショーで面白かったものの続きです。面白いなと思ったのがこれ、メカトラックスのロボキャッチャー (PUCHI ROBOCATCHER)。

クレーンゲーム機 (UFO キャッチャー) だと、クレーンの位置決めをしてやると、するすると降りてきて商品をつかみますよね。それをロボットにやらせようという商品です。

参考出展なので、数個お試しカプセルが転がされたケースの中にたたずむロボット。上からケーブルでつられています。

お目当てのカプセルに入っているプライズのところまで、クレーンならぬロボットを移動。「つかむ」と高々と持ち上げます。

シューターのところで離して、見事カプセルゲット。操作系はレバーとボタンなのは UFO キャッチャーと同じ。ロボットの動きは前進、後進、旋回が可能とのこと。

時々、このようにバッタリと倒れますが、腕を使って自力で起き上がれるようです。

ロボットの左右のアームでつかめる何かに限定されるため、あまり大きな箱やぬいぐるみなどのプライズには使えなさそうですね。また、ロボット自身が歩いたり、起き上がったりするのに最低限のスペースが必要なため、UFO キャッチャーによくある、床一面取れもしないプライズを敷き詰めた状態にはできない、またあまり柔らかい素材のものがプライズだとロボットに引っかかりそう、といった弱点がありそうです。

導入費用は恐れ多くて聞きませんでしたが 🙂 、工業や医学などに主に用いられてきたロボット技術が、コンシューマー向けオモチャでなく、耐久性がより要求される業務用アミューズメント機に、クレーンゲーム機と比較できる程度の値段で導入されつつあるというのは、何かきっかけのようなものを感じます。

公式サイトも鉄人28号的なメカメカしさを感じさせます。PUCHI ROBOCATCHER は 2009年2月6日に市場投入とのこと。

がんばれロボ。