デジカメについてくる動画の撮影機能は問題が多いようです。そんなに動画にこだわるなら「逆」はどうでしょうか。

アナログ放送レベルの DV カメラなら静止画も VGA どまり

ビデオカメラにも、逆に静止画を撮影する機能があります。

手持ちのビデオカメラは相当古いもので、ソニーの DCR-PC3 というカメラです。プレスリリースを見て愕然。1999年5月に発表された製品で、実に 9年前のものです。当時はやったパスポートサイズというやつですね。

まず動画の記録メディアが MiniDV です。Blu-ray ディスクだ、SSD だと騒がれているこのご時世にテープ。HD 画質の HDV ではありません。SD1 画質の DV です。

そして静止画がメモリースティックフルサイズです。長さが短くなった Duo ではありません。肝心のピクセル数は、VGA…ですので 640×480 です。もともとがアナログ放送の時代、SD 画質用のカメラですから、そんなものでしょう。

後ろからみて、左に出っ張っているのは中型サイズのバッテリー NP-FS21 です。この出っ張りのおかげで、キャリングケースに入れるときにずいぶん不格好になるのですが、一番すっきり搭載できる NP-FS12 では液晶での連続撮影時間が 55分、実撮影時間にいたっては 30分という恐ろしく短い代物。実撮影時間はやはりデフォルトでつけておくバッテリーとしては 60分ほしいことから、NP-FS21 がどうしてもつけっぱなしになってしまいます。

これにテープの重さを加えて、撮影時の総重量が 600g で、現在のビデオカメラと比較してもそれほど重くはありません。余談ですが、当時はインラインスケートが趣味だったので、この重量とコンパクトさを生かして、自分もインラインスケートを履いて、なんとこのカメラを構えて他のスケーターの滑りを等速で滑りながら撮っていました。 :mrgreen:

テープ環境を脱出して、メモリ / HDD 記録タイプのカメラへ

MiniDV テープは、60分 x 5巻パックで 1000円程度なので、記録メディアとしてのコストパフォーマンスはむしろいい方です。

しかし、撮影後、テレビに映して家族で見ておしまい、ではなく、HDD にファイルとして蓄積したり、編集したり、ビットレートを落として Youtube などの動画共有サイトにアップしたり、ということを考えると、SD 画質か HD 画質かは別として、メモリカードか 内蔵 HDD に記録するタイプのビデオカメラが普通にいい気がします。

なにより、その昔ラジカセで音楽を聴いていると、伸びたオーディオテープがキャプスタンにキュルルル…と巻き込まれたり、はたまた VHS とのメディア戦争に負けたベータ規格のビデオデッキを使用中に、異音がしてものの見事にテープが巻き込まれたり…とパッドエンドな思い出が走馬灯のように蘇り、

テープで動画資産を増やしていくのはやっぱりやめよう…

と思いました 🙂 。

また最近のビデオカメラは、動画の撮影中なのにシャッターを切って静止画を取り込めたり、動画を撮っておいて、終了後、ベストなショットを静止画に切り出したりと、動画 – 静止画撮影のインテグレーションが進んでいるようです。ランダムアクセスではないテープデバイスは、そうした静止画を柔軟に扱うのは苦手なんじゃないかな、という気がしました。

静止画のピクセル数は、それほど印刷することには執着していないので、1024×768 あればいいとして、問題は画質だと思いました。ビデオカメラの静止画撮影はおまけ程度、とよく言われるように、画質はデジカメと同じレベルを期待してはいけないらしいので、数値でのスペックよりも、実際に撮ってみたサンプルを見比べることにしました。


  1. Standard Density: 標準画質 = アナログ放送レベルの画質 []