IC CARD WORLD の続きです。スタンプラリーにも異変が。

スタンプ集めに出展者数減の影響が

ピットモットのスタンプラリー画面

ピットモットのスタンプラリー画面

IC CARD WORLD 恒例の、ピットモットによるスタンプラリーは今年も行われていました。…が、気のせいかスタンプが集めにくくなった気がします。

ブースに点在している 7つのスタンプを集めれば抽選券が得られることには変わりありませんが、スタンプコーナーを設置しているブースの数自体が減っているのです。

去年は確か IC CARD WORLD 単独で 10以上のブースに用意されていましたが、今回は 8ブースしかなく、隣のリテールテックブースにいかないと 7つそろわない始末。

ピープルソフトウェアブースでは別のポイント集めデモが

同じ Felica おサイフケータイを使用し、3社でまったく違うポイントシステムを提供しているところもありました。独自のビジネスを展開する意気やよし、と思いきや、非常に不便そうなシステムでした。

ピットモットは、ネット経由で登録とアプリのダウンロードができます。

それに対して、3社の独自システムは、うち 1社のピープルソフトウェアというブースにて名刺を渡し、係員がキーボードから名前を入力。IC カードリーダが 3台以上あり、活性化のため 1台にかざし、登録に別の 1台…と機能別にリーダが分かれていた気がします。そもそも対応する iアプリがないので、スタンプを集めるためかざしても、携帯の画面には何も表示されません。

Felica の「非活性化」って何だ

さらに抽選の記念品をもらって帰ろうとすると、別の係員に呼び止められ、「非活性化する必要があるのでこの IC カードリーダにかざしてください」と言われました。そのまま抽選担当の人がスルーしていたら、私の携帯 SH-01A はどんな状態になっていたのかと思って、非活性化について適当に検索してみると DoJa の API リファレンスが出てきました。

クラス Felica
待ち受け実行時の非活性化状態では FeliCa にアクセスすることは出来ません。 活性化状態から非活性化状態に切り替えた場合には、 強制的に close() が呼ばれます。

インタフェース FelicaPushListener
待ち受け実行時の休眠状態で Push 通知を受信した場合、 このリスナを登録している場合に限り、 Push 通知を契機に非活性化状態に遷移しイベントが発生します。

ひょっとして 6.3KB しかない、なけなしの Felica チップに、ユーザー側では消せないブロックができて放置状態!? かと思いましたが、状態遷移のようですね。まぁ、あの会場でのとっちらかりようだと、社内用語で違ったオレ定義で使っている可能性もあり得ますが。

しかし DoJa って面白そうですね。そのうち何か作ってみようかしら。 🙂

さてと、IC CARD WORLD は「これは!」と思う出展がなかったので、次回は SECURITY SHOW で見つけたものについて、です。