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2009 年 3 月 22 日

テレビのグロテスクさを感じた NHK 「テレビの、これから」 (出演感想)

前記事: 'NHK 「テレビの、これから」になぜか出演することに'

こんばんは、テレビの「草の根感」って何だそれは!? の仁礼です。 🙂 3月21日に放送された NHK 「テレビの、これから」に出演して戻ってきました。

草の根感発言中

ちなみに上の写真、2ch を見てた人がウォッチしていて、引用してくれました。

533 :公共放送名無しさん:2009/03/21(土) 20:16:35.62 ID:I++sG4nL

テレビに草の根感をもたせろ

もっと視聴者参加番組を

反応速すぎですよ :mrgreen:

民放も巻き込んだ番組構成は、裏を返すと…

この番組、簡単にいうとテレビの制作者と、視聴者の討論番組です。面白いのはテレビ側として NHK 関係者だけでなく、民放の有名番組プロデューサーを含めて呼んできて、民放を含めた春の新番組構成まで紹介したうえで、テレビに言いたいことプンプンな視聴者と生放送で対峙していただこう、というもの。

どっちでもいい番組もある中で、個人的には「ガイアの夜明け」は欠かさず観ているので、加増良弘チーフプロデューサーは直接お会いできて光栄でした。 🙂

去年の紅白歌合戦のときも、NHK なのにフジテレビ「クイズ! ヘキサゴン」のロゴシャツ来た人が番組アピールしていて、テレビとネットとの融合以前に、NHK と民放の融合が進むテレビ業界のようです。

逆に言うと、テレビというものは、そこまで追い詰められているんだろうかという風にも感じました。

けっこう長い番組で、途中にニュースを挟んだ 2部構成。

  • 第一部 19:30-20:45 … あなたは、今のテレビに満足していますか?
  • 第二部 21:00-22:29 … あなたは、これからのテレビに何を求めますか?

今のテレビに愛が持てない私には「いいえ」しか答えられない

途中いくつかスタジオと生放送の視聴者からのネット投票によって意見を聞く場面があって、それを軸に討論が行われます。設問だけ書いておきましょう。

  • Q. テレビは “茶の間の主役” であり続けると思う? (1:はい 2:いいえ)
  • Q. テレビは視聴者ニーズに応えている? (1:はい 2:いいえ)
  • Q. テレビをどれくらい信頼していますか? (信頼している / 信頼できないところ多い / 信頼していない)
  • Q. これまでに一番思い出に残っているテレビ番組
  • Q. 自分も “テレビ離れ” し始めていると思う? (1:はい 2:いいえ)
  • Q. 決まった時間に番組を見る機会は? (1:減る 2:減らない)

これらは事前にアンケートページ (今は閉鎖) で自由に視聴者からの意見を事前に募っていたものと、ほとんど同じでした。

でもこれ、依頼されて、書いていて思ったんですが、私は子供のころは本当にテレビっ子でしたが、今のテレビには私が求める要素はほとんど絶滅しているんですよね。あいまいな事を聞くなぁと思いながら、ほとんど「いいえ」をつけて返した (番組でも同様) 覚えがあります。

しいて言えば個人のブロガーには成しえない多角的で客観的な報道でしょうか。バラエティだけの番組、要りません。エンターテイメントというと、芸能人がテレビに出て行うパフォーマンスを意味した時代は過ぎつつあるんじゃないかと思います。

笑いと感動が得られるのはなにもテレビでなくても、個人が作った UGC (User Generated Contents) でも素晴らしいものは沢山ありますし、ネットの書き込みでもゲームでも良いわけです。

おおそれながら、2点だけ発言してきました

で、マゾヒスティックに見せかけてテレビ LOVE な番組展開に、なんだかなーと思いつつも、2点だけ発言して帰ってきました。

  • クイズ番組で流行ったような、視聴者参加型の番組が減っている。草の根感だしましょう (だからなぜそこだけ緑色)
  • 即時性があるのはいまやテレビだけではない。
    テレビが情報の流れのトップにいる、という考え方は捨てたほうが良い。

MSN トゥディのニュース記事 (写真は消してあります)2番目の発言は、とくに最初は言うつもり無かったんですが、番組が進むにつれて、テレビ業界という世界が、人の集まりというより、とてもグロテスクで気持ち悪い生物に見えたので、嫌悪感を表現してみました。

視聴率” という、視聴者とは実は違うもの、にがんじがらめに束縛され、情報 / カルチャーの中心であり続けていて、これだけ視聴者に HDD レコーダーで録画してるよと言われても即時性に活路を求める…これがテレビ業界の全てだとは思いたくはないのですが。

だって、ニュースや面白い番組を知る入口なんて Live Messenger 起動したら表示される MSN の「トゥディ」ウィンドウやら 🙂 、Twitter やら、2ch やら、人のブログやら、いくらでもあるんだよなぁ。

そしてスタジオ出演の意味不明な感想

「レイトン教授と悪魔の箱」で、見張り台から見える城を見ながら

ジェフ: 「ここから見える城にな、吸血鬼が住んでおる。
ルーク: 「……」

のルークになった気分。

レイトン教授と悪魔の箱 特典 マスコットフィギュア付き(※2種類のうち、いずれか1つがランダムで付きます)

続き: 'NHK 「テレビの、これから」の舞台裏 (出演前日まで)'

「テレビのグロテスクさを感じた NHK 「テレビの、これから」 (出演感想)」へのコメント/トラックバック (8)

  1.  お疲れさまでした。なんだか、私もTVの人たちってTV好きなのはよくわかるけど、案外視聴率だけでなく、もっとさまざまの周りの変化にずいぶん振り回されている気がしました。
     私は仕事場でTVは流しているけど時計代わりな人間なので、見ているとも見ていないとも答えにくくて困りました。かといって番組構成上そういう「どっちでもない」という選択肢を用意してしまうとそれがオールマイティな無敵コマンドになってしまうのかな、という感じもあり、ここでもNHKもまた手探りなんだなと思いました。
     ともあれお疲れさまでした。私はいろいろ思い出すとへこむので、思い切って回転寿司行って「寿司喰って忘れちゃえ」としました。まあ、貴重な体験だったので、それはそれでおもしろかったと思っています。


  2. 追伸:レイトン教授は嫁がものすごくはまっています。面白いですよね。
     私なんか、時々、自分のない頭で数学的に解こうとしてたら夜更かしになっちゃって、暖房と眠気で、数学が算数に、最後は九九ができなくなるまで悩んであきれられました(恥)。レ
     イトン教授の声が大泉洋さんで、その大泉さんと組んで「水曜どうでしょう」をやってたのが今回のTVの藤村Dさんだというのは基本として、このゲームで英国紳士を演じる大泉さんがどれだけ「英国紳士」イメージで暴走したか想像すると、それも見たいです。ゲーム雑誌ではゲームの制作サイドからブレーキがかかったとありましたが。


  3. お疲れさまでした。本来、”三塁側” 席に座るべきは、看板番組のプロデューサーの方では無いのかもしれませんが、ともかく、番組として、テレビ業界のある種の問題点を描き出すことには成功していると思います。

    私はテレビ見る時も、軽い作業のとき PC 画面の右上に子画面で一本録画見てすぐ消す人なので、小説家の方の生態 🙂 が伺えて興味深かったです。

    p.s. リテイク食らったのがどんな英国紳士声だったのか、ぜひ聴いてみたいですよね。

    てわけで、今度寿司食いに行きましょう。


  4. 隣の住人 は言いました:
    2009 年 3 月 23 日 12:34 PM

    ニレさん、お疲れ様でした。
    隣に座っていた川内です。
    電車の時間があり、名刺を頂戴したのに、慌ててそそくさと帰ってしまい失礼しました。
    もうちょっと話す機会が欲しかったな。と正直思いましたね。
    番組入り口の質問を受けるとは思ってなかったので、不意打ちを食らった感あり、あわてました。

    最初に「1人30秒で」といわれ、しかも「紳士的にいきましょう、人の意見をさえぎらないように」と言っておきながら、あとで、指されるのを待っていてもだめだから、割り込むくらいで、という指示はあれはどうよ、と思いました。
    当初のルールを守り、割り込みをしなかったモノとしては、ちょっと不服です。

    なかなか熱い方が多かったので、いかに皆がテレビについて憂いているのかを感じた次第です。
    いわゆるクレーマーという存在がありますが、今日集まったのは一種テレビのクレーマーだと思います。

    クレームって、その商品が好きだから言うんですよね。
    嫌いだったら、無視してればいいんですから。
    でも、無視できないから、ほんとはかつて好きだったから、なんで今、こうなんだ?ってことで文句の一つも言いたくなる。

    ただテレビって不特定多数に対し、目と耳を使って情報を支配する、影響力のある媒体である、ということを、業界の方には今一度認識をしてもらいたい、という気持ちは再度認識しましたね。
    ちょっと民法の方、無責任な発言もありましたよね?
    番組代表じゃなく、テレビ代表できてもらってたんだし。。。

    参加して思うのは、多種多様、と言いつつも、どこかで皆、大事ななにかを共感したいという思いを根っこに持ってることは、一緒なんだろうなって。糸井さんも言ってましたけどね。共感したいんですよ。
    多種多様になればなるほど、自分と同じ思いの人って、どっかにいないの?いるよね、きっと。なら安心。ということで、どっかで自分を支えたいんだと思います。

    こんな時代こそ、個人がしっかりしなくては。

    また、おじゃまさせて頂きます。


  5. 川内さん、こんばんは。おつかれさまでした。

    ほほー。
    不意打ちされたわりには、動揺が出てませんでしたよ 🙂

    「待っていてもだめ」は炎上する表現だと思いましたが、毎年幕張メッセのイベントで「出展側」なので、舞台裏の騒々しさを考えると、多少の現場のゆれは目をつぶることにしました。

    視聴者の数の割に時間短すぎ、民放に気をつかいすぎ
    テレビ肯定な流れに持っていくあまり
    言いたいこと言えずに不完全燃焼、でしたね。

    傾けて具がかたよった幕の内弁当、
    みたいなバランスの悪さは感じました。

    建設的なクレーマーだったら、
    匿名で色々書くよりよっぽどいいと思います。

    最近、ブログに予想外のお客さまが多く、
    本人楽しんでます。
    話題がごちゃまぜですが、またきてください。


  6. 主婦のあきばです は言いました:
    2009 年 3 月 24 日 9:25 AM

    突然ですが、お隣に座っていた「しゅふ」のあきばです。
    位置づけとしては、幕の内弁当の、漬け物、って感じでしょうか。
    ネットをぼんやり検索していて、とても丁寧な番組レポートにいきあたり、とってもびっくり、ほんとに、すごく面白く読ませていただきました。
    あの番組で、一番面白かったのは、まさにこのブログに書かれている一連の、「この部分」と思います。スタジオとか、カメラ、相当面白かった。添えられているコメントや感想等も、全く同感!!で、ほんとにうれしいです。
    出来上がった番組は私は見てないのですが、たぶん番組を見てるより、このブログを見てる方が何百倍も楽しいと思います。この面白さも含めて伝えられないのは、なんでかなーと、番組中もずっと思っていました。
    出演に至るいきさつや、過程は、ちょっとちがいますけど、局の対応の丁寧さは印象的でした。(他を知ってる訳ではないですが)
    北九州くんだりから子連れでいきましたが(ディレクターさんが取材にわざわざ飛んできてくれましたよ)、ほんとに丁重に対応してくださって、うれしかったです。
    丁寧に作られたブログ、とてもおもしろいですね。また、よらせていただきます!


  7. あきばさん、こんばんは。

    ご覧いただきありがとうございます。遠方からお疲れさまでした。

    出演者が感じたライブ感が、あとで録画みてもあんまり出てない気は確かにしますよね。

    あと 3段目じゃなくて前に座らせてクレ、というところでしょうか。

    某所のウォッチャーから続きまだ? と言われたので、早いうちにアップします。

    p.s. 自宅にて
    「幕の内弁当で言うと、俺何だと思う?」
    「シャケ」←0.3秒


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