終戦記念日に靖国神社に行ってきました。この日に訪れること自体が一種のタブー視されている空気もありますが、政治家の話はさておいて、一般にどんな人たちが何を求めて参拝しにやってくるんだろう、というところに興味があったので行ってみました。

靖国神社: 拝殿: 絞り優先AE 1/50sec F8.0 評価測光 EV+0 ISO100 25mm EF-S18-55mm WB:AWB

百聞は一見にしかず

国を問わず神社仏閣教会の類を訪れるのは性分として嫌いではありません。ヘブライ語を勉強して興味を持てば、イスラエルのゴルゴタの丘や聖墳墓教会オスカー・シンドラーの墓にだって行ってしまいます。

終戦記念日に靖国、というと、往々にして政治家、特に首相が公人として参拝することが近隣各国の非難を浴びたり、衆議院選挙が近いこともあって政治的な駆け引きの道具に使われたり…とニュースの記事には事欠きません。この日に行くこと自体が一種のタブー視されている空気もありますが、実際行って肉眼で見て感じて来ないと、そこに集まっている人間の熱気は分かりません。

靖国神社: 拝殿の瓦屋根: 絞り優先AE 1/160sec F7.1 評価測光 EV-1/3 ISO100 79mm EF-S18-55mm WB:風景

初詣のような参拝客と、軍服に身を固めた人たち

有楽町線市ヶ谷駅を出て、数分歩くと、すぐに警視庁の護送車らしき車両と、街宣車がちらほらと並び始めます。敷地内で警備しているのは ALSOK か…と変なところに感心しながら境内を進みます。テント内で麻生首相の靖国参拝見送りを非難しているスピーチなどを横目に見ながら歩いていると、隊列に出くわしました。

靖国神社: 隊列: 絞り優先AE 1/250sec F8.0 評価測光 EV+0 ISO200 23mm EF-S18-55mm WB:AWB 靖国神社: 曹長の襟章

襟章からすると、先頭は曹長。後ろにいる 3人は伍長、二等兵、二等兵というところでしょうか。曹長が「前へ進め!」と号令をかけつつ境内の中央を堂々と行進していきます。

靖国神社: 曹長: 絞り優先AE 1/200sec F8.0 評価測光 EV+0 ISO200 49mm EF-S18-55mm WB:AWB 靖国神社: 伍長

さすがに、軍服に身を固めた参拝客というのは注目を集めるらしく、一眼レフを構えた人たちが前に後ろにぞろぞろと取り囲みます。

この暑さにもかかわらず、参拝客の多さに驚かされます。先入観にとらわれると、戦争や靖国参拝の歴史に対して一家言ある人たちばかりなのか、という気がしますが、それだけではありません。老若男女、来ている人の顔ぶれの多彩さという意味ではなんら初詣と変わりありません。

曹長以下 4人の隊列だけでなく、中には旭日旗を掲げてずっと立っている人もいます。

靖国神社: 旗手: プログラムAE 1/50sec F5.6 評価測光 EV+0 ISO160 44mm EF-S18-55mm WB:AWB

低迷する日本に必要なもののヒント

日本語で愛国心というと、どうしてもイデオロギー色のある言葉と受け取られることが多々あると思いますが、純粋に自分の生まれた国に愛着を持つというのは、世界中あまねく存在する感情で、そう悪いことではないと思います。

終戦記念日に靖国神社に来るという行為に、自分なりに、大なり小なり意味を感じて学生から高齢者まで集まってくる場所や、気温以上の熱気みたいなもの。人間の集まりの中から大きなベクトルを形作るために、シンボライズされた「何か」が必要という意味で、不景気から回復していこうとする日本にとって、何らかのヒントになり得るかもしれませんね。

靖国神社: 菊花紋章と日の丸の旗: プログラムAE 1/60sec F5.6 評価測光 EV+0 ISO250 48mm EF-S18-55mm WB:AWB