シルバーグリスは、CPU 純正ファンに塗られたグリスを本当に超えるのか?


Core i7-2600K PC の内部を組み上げて、テストしてみると、CPU の温度が 66度と異様に高いので、シルバーグリスとシリコングリスをいくつか試してみることにしました。

ケースのエアフローが悪いから CPU 温度が高いのではないらしい

いったい何度だったのでしょうか。

マザーボード ASUS P7H68-M EVO の BIOS 設定画面で、CPU やグラフィックスボードが発熱する要素が一切ないのに、3月末の気温で CPU 66度。

Micro ATX ケース Thermaltake Armor A30 の中身をフル実装すると、ご覧のようにパーツですし詰め状態になりますが、

念のため上部の電源ユニットや光学ドライブを取り外しても、結果は変わらず。

エアフローが悪いからではないようです。

そんなグリスで大丈夫か? – CPU グリス3種

次に原因として疑ったのはグリス

純正 CPU ファン (リテールクーラー) が CPU と接する面にはグリスが塗布されています。CPU とファンの平らな面をピッタリ合わせただけでは不十分な熱伝導を、グリスが熱をある程度、手助けしてくれるというわけです。

リテールクーラーの冷却効率も、塗布されたグリスの熱伝導率もそれなりだ、いずれもお取り替えをお勧めしますといった話はよく見ます。Sofmap の店頭、グリスコーナーにも「そんなグリスで大丈夫か?」的なフリップが。

グリスには大きく 3種類ぐらいあります。

  • シリコングリス … 熱伝導率は 0.62W/m-k6.099W/m-k と低めだが、不導体なので、盛りすぎてパーツを壊すリスクがない。
  • セラミックグリス … 熱伝導率は 5.1W/m-k とシリコングリスと、金属グリスの中間ぐらい。不導体だが、熱伝導率も中途半端。
  • シルバーグリス … 熱伝導率は 7.5W/m-k ~ 9.0W/m-k と高めだが、電気を通す導体のため、塗りすぎると CPU の LGA 面や、周囲の電極などについてショートの恐れがある諸刃の剣。

Micro ATX の不安要素は、ケースが小さい分エアフローが悪く、中の温度が上昇しやすいことですので、ここは ainex GS-03 というシリコングリスと、AS-05 というシルバーグリスを購入しました。

ついでに、きれいにグリスを除去するための 2ステップグリスクリーナー (AS-CLN) なるシロモノも購入。

シルバーもシリコンも、リテールグリスより結果は悪い

結論から言うと、どれも NG でした。 :mrgreen:

最初、やはり熱伝導率の高いシルバーグリス AS-05 から試してみますが、BIOS 読みで 66度から 70度に上昇するわ、一度指につくと色々なところに銀色がつきまくるわ、いいとこナシです。

懲りて、きれいに AS-CLN でグリスを拭きとってシリコングリス GS-03 を塗ってみます。まったく冷えません。 👿 温度がぐんぐん上昇して、80度を超えかかったので、慌てて電源を切りました。

だめだこりゃ。困ったなと。その日はあきらめて、翌日あるものを購入しに行きました。


1 Comment

  1. シルバーグリスの説明書にもあるとおり、使用後200時間ほど慣らさなければ効果は発揮されないようです。
    しばらく様子見を推奨。

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