iOS 用 Google Authenticator の新しいバージョンがリリースされたようなので、早速アップデートしてみました。

Google Authenticator アイコン

ID / パスワードだけでは、昨今セキュリティ的に十分とは言えなくなってきています。
Google Authenticator というのは、ID / パスワードの入力後、さらにスマホアプリに表示された 6桁の数値 = ワンタイムパスワードを入力することでユーザ認証するためもの。

これはゲーム (Final Fantasy XIV ((旧版のラベルです))) のセキュリティトークン ((銀行のものも含め何種類かありますが、ブナンに引退したゲームのものにしてみました)) 。

FF14: セキュリティトークン (旧版ラベル)

表示される数値は一定時間おきに変わるため、このトークンをパスワード入力した直後に見ることができる必要があり、本人である可能性が飛躍的にアップします。

こういう専用トークンが旧来は一般的でしたが、アカウントの数だけジャラジャラ持って歩くのは非効率なので、最近は iPhone / Android アプリとして提供され、何らかの方法でアカウントとペアリングし関連づける方法が一般的。

Google Authenticator は Google の提供する各サービス以外でも、対応さえしていれば、コレ一本で複数アカウント分の鍵として使えて非常に便利です。

その Authenticator が 9月4日のある時更新されていたので、早速アップデートし起動してみました。
iOS 7 に合わせて、白いプレーンなアイコンになっていますね。

おや…?
起動すると、最初に「設定を開始」ボタンが。バージョンが新しくなったので、何か設定し直すんでしょうか。

Google Authenticator: 設定を開始 Google Authenticator: 認証システム: 登録なし

なんということでしょう、登録したはずのアカウント情報が消滅しています。きれいサッパリと。正しく登録された状態であれば、登録したアカウント数分の 6桁の数字が、デカデカと数段並ぶはずなんです。

イヤな予感がします。

プライベートで Google Apps for Business を使用していますが、gmail アカウントを開こうとしたところ、Google Authenticator が機能していないのに 6桁の数字を聞かれました。 :mrgreen:

Google Apps for Business: 2段階認証: コードを入力

入力のしようがありません。さあどうする。

つづく。

2013/09/10 追記
Google Authenticator に何らかの問題があったようです。

その後アプリのアップデート後、消えたように見えた設定が復活しました (再登録した場合は、同じアカウントの設定がダブリます)。

セキュリティ認証の根幹を握っているアプリなので、このようなトラブルは事前の QA で避けていただきたいものです。