予約していた iPhone 6 が 9月21日に入荷したので、機種変更してきました。

iPhone 5S をスルーしたが au iPhone 6 に乗り換えた (Ingress) ゲーマー的な理由。あとファストクーポンを au が特定の顧客に配るのはなぜか予想。

iPhone6: 左下角

今まで持っていたのは au iPhone 5 32GB です。他に Nexus 7 (WiFi モデル) を持ち歩いている前提で、今回 iPhone 6 に変える決め手になったのは以下の点です。

  • 通信速度 (CA)
  • 画面の広さ
  • 価格 (買い取りとキャッシュバック)

順番に、つれづれなるままに。

CA (キャリアアグリゲーション) に対応

現状の国内 3キャリアでは au だけの話ですが、WiMAX 2+ も含めて 2つの基地局の 75Mbps 帯域を束ねてニコイチにし、理論値 150Mbps max での通信ができるというもの。

iPhone 5S では 800MHz に対応しましたが、つながりやすさは向上するものの、パケ詰まりや「○」問題など au 側の課題が多かったので見送りました。

片手で持てる範囲で画面が広い

iPhone 5, 5s の 4インチ 1136×640 ピクセルに対して、iPhone 6 では 4.7インチ 1334×750 ピクセルと若干広くなりました。

iPhone5 と iPhone6 の背面

Ingress のような 3D クォータービューのゲームは、ピクセル数が多いほうが遠くの見通しが良くなって有利ですが、iPhone 5 では若干狭さを感じるのも事実。かといって iPhone 6 Plus の大きさはもはや両手前提。歩いては操作、を細かく繰り返す位置ゲーでは、片手のほうがやりやすいわけです。

通勤時に満員電車で立つ必要があり、ニュースは見たいが両手で Nexus 7 を操作するほど余裕がない局面も多いので、片手必須です。

MNP キャッシュバックは下取りに姿を変える

今回、各社とも旧型 iPhone の下取り価格をつり上げてきています。2014年3月頃にあったと言われる通産省からの指導により、NTT ドコモ / ソフトバンク / au 一斉に、MNP で他社から乗り換えるユーザーへのキャッシュバックを減らしましたが、それが中古 iPhone の下取りにカタチを変えたとも言えると思います。

下取り価格が iPhone 5 32GB で満額 33,000円となると、ヤフオクの中古相場にもそれほど見劣りしない金額です。

ファストクーポンの目的は電波の混雑解消?

さらに最終的な購入の決め手として、au から 15,000円のファストクーポンが送られてきました。

全加入者向けというわけではなく、配布の条件は非開示となっています。普通に考えるとau 長期利用者の囲い込みですが、中でもおそらく iPhone 5 より旧型機ユーザに対して送られたのではないかと勝手に予想しています。

旧 iPhone で電波を 2.1GHz 帯しか利用できないユーザに対して、プラチナバンド (800MHz 帯) や WiMAX2+ の Band41 (2.5GHz 帯) まで幅広く使えて、キャリアアグリゲーションにも対応している端末に乗り換えてもらうことは、2.1GHz の負荷を分散し渋滞軽減という意味でキャリアにもメリットがあるし、顧客にも速度が速くなる意味合いがあるからです。

もちろん他にも、CPU が Apple A8 + M8モーションコプロセッサになっただの、クロックが微増で 1.4GHz になっただのといったスペック向上は今回もあります。ラブライブスクフェスのリズムアイコンがなめらかに動く世の中のネイティブゲームがスムーズに動作するようになる、という意味では良いんですが、それが買い替えの主な理由ではないですね。

次回は予約時のドタバタなど。
つづく。