一般参加のツワモノに混じって入選! – 第30回東京フォト・サロン

第30回東京フォト・サロンで入選をいただきました。先生を悩ませたいわくつきの 1枚と、一般参加の個性的な作品が上位でしたという話。

東京フォト・サロンは、全東京写真連盟が主催する年 1回のフォトコンテストです。

毎月この連盟のコンテストで対象となるのは、きまったモデル撮影会でのポートレート作品ですが、東京フォト・サロンに関してだけはテーマ自由です。風景写真やスナップ写真の類でも OK ですね。ノンジャンル無差別級で競われるため何が飛び出すかわからないということでもあります。

Model: 林恵理

といいつつのポートレート写真入選です 🙂

いやこれには色々あって。実はポートレート写真以外の作品も応募したのです。あとで聞くとその「以外」の作品を前にして、審査員の増田先生が 30分ぐらい悩んだらしく。(注: 関係者の方はネタバレしないでね!)

結論としてはその作品は選ばれず、この林恵理さんの正統派ポートレートが選ばれたというわけです。

河野英喜先生が主催するポートレート撮影の勉強会で、参加者はみんな行動をともにして同じエリアで撮るのですが、モデルにどんな指示をして、街角のどこからどう撮るのかは各人に任されています。

技術的なことを言うなら、盆地状になっている路地の交差点に立ってもらい、望遠レンズで捉えることで圧縮効果を出しています。平地で「抜き」で撮ったのに比べて、背景が立ち上がっている感じを狙っていると。そしてちょうどいい風も吹いてくれました。

というより、林さんの演技力ですね。この時林さんになんて言ったのか正確に覚えていません (おいおい) が、「風に向かう」感じは出たのではないかと。

今回の東京フォト・サロン受賞作品の特徴は、まず一般参加の作品が上位を占めていることです。ふだん、なんだかんだで全東京写真連盟の会員からの応募が多いのが例年ですが、今年はマスコミで報道された? らしく。

大賞グランプリ、最優秀賞、優秀賞、奨励賞とモノクロ写真あり、ポートレートあり、動物写真ありと実に多彩です。

東京フォト・サロン写真展は以下の日時で開催されます。
お近くに立ち寄った際はぜひ!