LASIK: 品川クリニック検査の完結編 – 再手術はありえる?

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最後の検査と結果

やや待った後、眼科医の個室に通されました。

• 細隙灯顕微鏡で検査
• 眼底検査
• 結果通知

この辺は普通の眼科と同じで、細隙灯顕微鏡というのは黒い機械にあごをのせ、細い鏡に照らされる検査ですね。眼底検査は、点眼したあと、上を見て、右上を見て、と 8方向見ている間に、光で照らされて眼底の網膜を診察されます。自分でも模様が見えますね。

さて結果ですが…

角膜が相当厚いと言われました。 ((面の皮が厚いと言われたのかと思い苦笑いしたのは内緒にしておきましょう。 🙂 )) 標準的な眼では 500-550μm とのこと。レーシックは術式にかかわらず、角膜実質層を削って薄くします。そのため、元の角膜厚は厚いほうが安全、というわけです。

かなり念入りに測ってもらった視力ですが、本当は裸眼視力はそんなに良くない気がします。0.1 ないはずなので。

品川クリニックのさりげなく良いところは、上記のような診療データが記入された紙をちゃんと渡してくれることでしょう。

質問をいくつかぶつけてみた

来院したときの問診票にも、医師に聞きたいことを書く欄があり、次の 3点を書きました。

Q. レーシック手術前後は、水泳 / インラインスケートをしても問題ないのか。
A. 手術後、1ヶ月は水泳もインラインスケートもできません。その後は特に水が入ったからといって問題ありません。

Q. 層間角膜炎というのは水泳に影響あるのか。
A. (nire 注: 私もよく分からないで聞いたのですが、「層間角膜炎」という言葉自体が通じなかったらしく、はっきりした回答がなかった。あとで調べたところ、フラップの下にできる炎症のことです。術後 1週間の間にできるもので、そもそもこの期間内は水泳禁止なので、質問としてはおかしかったかもしれません。)

Q. 医療保険会社が発行する医療保険のフォームは、手術日当日に持参すればいいのか
A. そうです。

医師の方が疲れている感じだったのはともかくとして、あまり問診票に目を通しておらず、質問されてから慌てて読んでいる様子がありありと分かりました。

再手術は何% 発生するのだろう

レーシック手術そのものの話題についても、もし手術結果が不十分だった場合、再手術できますから、というニュアンスがやや気になりました。

品川に限らず、当日の角膜のコンディションなどによりやむを得ない場合、実際問題として再手術の必要はあるようです。だとしても、数字をもって

「再手術する可能性は当院の場合 xxx % あり、やむをえず行う場合もありますが、3年間保証制度もあるから、安心してください」

のように説明してくれるなら分かるのですが、どうも再手術が最初からありきのように聞こえました。

正直、測定まではパーフェクトで受ける気まんまんでいたのですが、測定結果が ? だったのと、最後の質疑応答でやや信頼性が感じられませんでした。

質疑の間に、突然建物が「グラッ」とゆれ、なんと地震が…。医師いわく、

「こういう時は、手術をいったん中止しますから安心してください」

と苦笑い。しかしすでに、この時に私の手術モチベはニュートラル状態にまで戻ってきていて、他院の適応検査も受けてみることにしました。

品川近視クリニックのまとめ

美容外科をバックボーンにして、リソースを大量に投入したスケールメリットと、社員教育ですね。

美容整形のノウハウを元にしているのだと思いますが、本当はリスクもあるレーシックなど近視矯正手術に対して希望者が恐怖感を抱かないように、徹底して「人当たりのよさでファーストインプレッションを良くすること」に力を入れている印象を受けます。

知人が 8人受けているというのが何よりの実績で信頼できるのと、3年間の保証があるので、万が一の再手術も費用面では安心です。しかし検査値に比較対象がなく判断のしようがないのと、質疑応答から受け取った感じではトラブル時の対処への不安が払拭しきれないのも事実です。

ここの機材は

• フラップ作成 … イントラレースFS60 (Intralase FS60)
• エキシマレーザー … アレグレットウェーブアイキュー ブルーライン (Allegretto Wave Eye-Q Blue Line)

で、神奈川、品川、錦糸眼科の三者のなかで優劣はともかく割と「オーソドックス」なチョイスになっています。ただ、調べていくと細かい術式の違いもあるらしく、他院の適応検査も受けて、数値を比較しつつさらに検討してみることにしました。 

続き: LASIK: 錦糸眼科編 – 品川クリニックと異なる術前検査の値