ラジコンの次は、大人のためのオモチャでもちょっと趣の違うものです。バンダイの Luminodot (ルミノドット) といって、自分でデザインを変えられる、光るインテリアです。

ちょっとした発想の転換か

見た目、薄暗いバーの店内に飾ってあるネオンサインのように見えますが、これ完成品としてこの絵柄で売っているネオンサインではありません。自分で 1本ずつピンをボードに差していって、絵を作るんです。

通電すると、LED が発光します。サンプルがいくつかありましたが、均一に光るだけではなく、イルミネーションパターンが 9種類あり、端からワイプするような動きのあるパターンもデモされていました。

近寄ってみると無数の細長いピンがボードに差してあることが分かります。

これ 1個 1個 LED (発光ダイオード) なんだな、学研の電子ブロックみたいなものか…

と勘違いしそうになったのですが、係員の説明によると、ピンが光っているのではないとのこと。確かに手に取ってみると、アノードもカソードもありません。真ん中に気泡が 1個入っただけ1 、形状が LED か麦球に見えるだけの半透明なピンです。

実はこれ、光っているのは板のほうで、白色 LED と反射板が入っているようです。そして、ピンを差すと、板から光を採り入れてピンの色に光ると。

テンプレをセットしてピンを差していく

(好きな絵柄にできるといっても、となりに設計図おいてその通りにピンを差していくと、何か間違えそうな…)

という気もしますが、そこは大丈夫らしく、紙の下絵 (紙テンプレート) をまずルミノドット自体の下のレイヤーに敷き、それを見ながらピンを差していくようです。

差し終わったら、発光パターンを選んでお楽しみ。

お値段はなかなか微妙な線

8種類の紙テンプレートがバンドルされていて税込 12,400円ですが、おもちゃショーで展示されていた太陽 (the Sun) のタロットカードや、”STRIKE!” のボウリング柄、ステンドグラスのテンプレートはどうも税込 3,800円別売品のようですね。公式サイトには、独自のテンプレートを作るための「シミュレータ」が用意されるようですが、近日予定となっています。

おもちゃとして見ると安くはない、インテリアと名がつけて妥当な価格に見せてしまおうという、微妙なお値段ですね。ちなみに、12色 1,600個付属してくるこのピンがすべて LED だったら、LED を 1000個単位で買った単価が 55円2 として 55 x 1,600個 = 88,000円かかってしまうわ、扱いがシビアになるわ、電気代は余分にかかるわ、などと考えると、それに比べたら安いと言えるかもしれません。

日本人のマメさを刺激する一品

ルミノドットブースもわざわざ照明の当たらない奥まったセットを作っていたことでも分かるとおり、あくまでこの商品、暗くても洒落た空間があって、初めて映えるものではあります。

クリスマスツリーの電飾をみんなで盛り上がって自宅に飾ったはいいが、夜だれも部屋にいなったところでピカピカ光ったあげく、翌朝、撤収されるうら寂しさを考えると、ルミノドットを勢いで買って帰っても、単にまぶしいだけという気がしなくもありません。

しかし、自分の描いた「ぬりえ」がネオンサインになるんだと考えれば、独自のテンプレートを描いてみたい創作意欲がむくむくとわいてくるんじゃないでしょうか。お裁縫ならクロスステッチ。古い PC ゲームならドット絵。最近のゲームなら痛車。もともと日本人はマメさ補正がかかっているので、ハマる人はハマる商品だと思います。


  1. 聞き損ないましたが、気泡は製造上しかたなくできるものなのか、それとも光量アップするために必要な空間なのでしょうか。 []
  2. 値段表で見るとそんなものかと。LED の種類が違うといった基本的な誤りがあればお知らせください。 []