士林夜市: 台湾香腸の屋台3月21日の NHK 「テレビの、これから」、放送 30分前の舞台裏。

地球最後に食べたいものは?

一通りマイクとイヤホンの説明が終わると、視聴者、一人ずつ名前と「地球最後の日に食べたい物」を聞かれます。マイクとカメラの調整なので何でもいいんですが、順番回ってくるまでにやたら酒の話題が出ていたので、おつまみに最適な台湾ソーセージにしておきました。 🙂

三宅アナ直々にゲスト入場アナウンス

ここで、司会の三宅民夫アナ登場。「司会」の位置 (本番ではあまり映らない) が立ち位置なので、視聴者側スタンドからは距離があるにも関わらず、生で聞くと、よく声が張れています。

NHK 「テレビの、これから」 スタジオ見取り図

声優の堀内賢雄さんとお仕事させていただいたことがあり、直接スタジオで聞くと、テレビで聞くのとまったく別物の声量に驚きます。

三宅アナの場合、声優の張り方じゃないのですが、アナウンサー向きというか「四角い」ニュートラルで聞きやすい声。声質よりは話している “内容” に集中できる感じ。本人のゼスチャーも相まって両手で同時に「かめはめ波!」を打ったようなインパクトがあります。

あと、拍手の練習です。手を素早く小刻みにたたくと、盛り上がっている感が出るとのこと。本番では熱い発言をしている皆さんも、拍手するときは素直なのが微笑ましいです 🙂

今の拍手でお迎えしましょう、日本テレビプロデューサーの福士睦さん~」という三宅アナのナレーションで、おいおいもう本番かと思って時計をみると、まだ 19:30 になっていません。流れるようにプロデューサーとパネラーが紹介され、新郎新婦御入場です。ああやって、活発に議論させるために本番前から場の空気を高揚させておくんですね。

生放送リハーサルってこんなに短いのか

本番前リハーサルは最低限なもの。アナウンサーの喋り部分をサラッとやるだけで、出演者はプロデューサー集団ふくめて、「食べたいもの」を話すだけです。

プロデューサー勢の方が、さすがにテレビ屋さんらしく表現が簡潔でキャッチーです。それと発言内容の良し悪しは別ですが。

NHK の松尾雅隆プロデューサーは本来、「日本の、これから」シリーズ担当のようですが、今回は自ら出演するようなのでプロデューサーは別に立てたようです。

始まる前の雰囲気は、そういうわけで和やかです。浅野さんの発言にリハがあるわけではありません 🙂 NHK の全国放送でリハーサルがこんなに短くていいのかという気もしますが、寸劇なんかは事前に通し稽古済みでしょうし、視聴者スタンド側はアンケート回答が一種のリハーサルですし、あとは生の討論を見せたいのでしょう。

イヤホンから直前の番組のエンディングテーマが流れ、スタジオに 30秒前がコールされると、さすがに視聴者席も、慌ただしく用意されたペットボトルの水を飲んだり身なりを整えたり、鏡を出して髪を直したり。

そして 19時30分、放送開始。テレビの生放送なんざ初体験の私にとっては、タワー・オブ・テラー」最上階でなにかを見た瞬間、みたいな気分です。

年代物のテレビに映ったモノクロ映像からクレーンが上昇、コロシアムセット全景を映して、

「日本の、これから」。今日のテーマは….テ・レ・ビです。

つづく。