そうだ、2回線目のフレッツ光 + フレッツテレビを引こう!

Try WiMAX が残念な結果に終わってしまったため、有線リンクに勝るものはナシ、ということで ADSL か光ファイバーを引くことにしました。地デジ対策も兼ねたインフラにしたいのですが、何を引けばいいのでしょう。あと、タイトルの 2回線目って一体なんだ、って話。

「最大」通信速度だけなら au ひかりだが

光ファイバーの場合、スピード面で理論値が最も速いのは、下り最大 1Gbps の「au ひかり」です。au の場合確か 2F までは工事 OK と聞いたことがあり、未体験なスピードにわくわくしてしまいます。

しかし、問題はあくまで実効スピード。価格.com のランキングを見ると、確かに au ひかり利用のプロバイダが光ファイバー系では最速ですが、たかだか 102Mbps 程度しか出ていないことが分かります。

地デジ対応の未定な古い借家

一方、この部屋で困った問題が持ち上がっていました。

このアパート、非常に築年数の古いアパートで、壁に同軸の接続端子は来ているのですが、なんと地デジ対応ではないとのこと。えー今時そんなわけはないだろう、と、PT2 搭載マシンで Sample.exe を実行し計測してみると、地上波デジタル放送がまったく受信できないわけではないものの、CN:15dB 以下、と残念な結果に。

実際に録画してみると、コマ送りで視聴に耐えない品質のビデオになってしまいます。

やはり地デジの 1920×1080 ピクセル動画を見てしまうと、アナログのテレビ生活なんか耐えられません やはりフレッツテレビ路線で考えましょうと。

フレッツ光 + フレッツテレビで一挙解決

そこで、高速インターネット回線を引きつつ、安価で地デジにも部屋単位で対応できるソリューションとして、NTT のフレッツ光ネクスト ハイスピードタイプ + フレッツテレビを契約するという方法があります。

フレッツテレビは、光ファイバ経由で地デジ + BS デジタル + 110度CSデジタル放送の再送信を行ってくれるサービスです。ADSL では不可能なサービスです。

自力で地デジのためのアンテナが敷設できない集合住宅や借家でも、光ファイバが敷設できれば地デジが観られると。一番ラクなのは集合住宅丸ごとマンションタイプのフレッツ光に加入してくれることですが、残念ながらそういう設計の新しい建物ではありません。

最低月額使用料が 682.5円 (税込) と安価なのも魅力で、この金額で地デジ以外に BS 再送信も行われます (BS はあまり見ませんが)。CS は含まれておらず、追加料金を払って、110 度CSデジタル放送を 1チャンネルから契約することもできます。

ところで、Nire さんちは未だに光引いてなかったんですか?

と言われそうですが、実はこの回線、2回線目なのです。

なぜ、フレッツ光が 2回線必要なのか

本拠地のマンションにはすでにフレッツ光ネクスト ハイスピードタイプ + フレッツテレビが敷設済だったりします。

こちらは別宅の木造アパートの話。2回線も引いてどうするっていう逆のツッコミもありますが、これにはいろいろな狙いがあります。

サーバ回線の二重化

Nire.Com サーバの回線二重化は、いままでコストや安全面で予備回線は ADSL でした。 (光 + ADSL)。同一箇所に光 2セッションあっても、トラブルで光回線が 1カ所切れたらオシマイなので、異なる媒体のほうが障害に強いだろう、という予想からです。

今回は物理的に離れた 2地点なので、光 2回線あれば、局側のトラブルが無ければ両方全滅することはまず無いだろうと。

2地点間を結ぶ「家庭内」WAN

仁礼家では、仁礼家 Sharepoint Server やらファイル共有サーバやら一杯ありますので、2地点間をシームレスに結び、サーバのロケーションを意識しないで各種サービスが利用できるインフラとしての企業内家庭内 WAN が必要です。

光 + 固定IP も安くなった

光ファイバ向けに提供されている固定 IP サービスも、ずいぶん安くなりました。プロバイダ料金、月額 1,890円で固定 IP サービスを提供している ASAHI ネットに乗り換えましたが、予想に反して特にトラブルもなく、満足しています。

かつて IIJmio FiberAccess/SF は月額 8,400円でしたが、ASAHI ネットにして浮いた金で、2カ所目の光 + ASAHI ネットもう一本。当たりが出たらもう一本! のような力業ができるようになりました。 🙂

かくして、2地点目にフレッツ光を引こう! プロジェクトが始動というわけです。

ところが、ファイバ引くには物理的な制約がいろいろと伴います。

つづく。