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LASIK: 品川クリニックの電話応対にプロ根性を見た

前記事: LASIK: 気がついたら 9人がレーシッカーズになっていた

首都圏のレーシッククリニックで、よく名前を聞くのは 3つあります。

  • 品川近視クリニック (通称: 品川クリニック ((「品川クリニック」という名前の医者は本当は沢山あるので、品川近視クリニックとしたほうが間違いがないようです)) )
  • 神奈川クリニック
  • 錦糸眼科

どれも眼科医には違いないのですが、前 2つは美容外科グループ、錦糸眼科は医療社団法人に属している眼科専門の機関のようです。知人が多く受けている品川近視クリニックから始めて、これらを比較してみることにしました。

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LASIK: 気がついたら 9人がレーシッカーズになっていた

輝く瞳で迫らないで

都内某所でのお花見で衝撃的な事実を知りました。

知人同僚つながりで、計 9人がレーシックで治療済みらしい。うち 2人が目の前に!

レーシック (LASIK) とは、レーザーなどを使った外科的な近視矯正手術のことで、聞いたことのある人も多いと思います。

たしか 2001年頃に、US に在住している日本人の同僚が、US 国内の眼科医で受けたという話を聞いたことがありました。身の回りでは当時本当にその 1例だけで、まだ料金も高いし、何より私がレーシック治療の信頼性を疑ってかかっていたので、まだメガネメイン、スポーツのときだけコンタクト生活でいいかなと思っていました。

それが、最近になって別の方が品川近視クリニックでレーシック治療を受けたところ、思いのほか良かったので、勧めていたら 8人になり、いずれも成功していると。

「いやーコンタクトと違って空気スパスパ入るしさぁ~、とりあえず検査だけでも受けてみたら?」

と 2人 x 2 = 4の瞳をキラキラさせながら迫ってくるのにタジタジとなり、ネット上の体験談だけでは信用しない私も、成功例を目の前に見せつけられては、心が動いてしまうわけです。

レーシックの術式の違い

レーシックは、目の角膜にフラップ (フタ) を作って開き、エキシマレーザーを照射し、閉じて終わりです。ただそのフラップの作り方によっていくつかあるようです。

  • マイクロケラトーム レーシック … マイクロケラトーム (カンナ) を使用。従来のレーシック。
  • イントラレーシック … レーザーを使用。角膜がある程度厚い人向け。最近はこれが流行り
  • エピレーシック … エピケラトーム (カンナ) を使用。角膜が薄いか、格闘技をやる人向け

カンナ…想像しただけで身の毛がよだつ話ですね。最近のものはイントラレーシック並みに薄く削れるみたいですが、なにより眼科医の熟練度に左右されやすいそうです。やめ。

受けた人の話だとデフォルトでイントラレーシックが選択されるようです。しかし私の場合インラインスケートなどの X-Sports を好んでやるので、衝撃が加わるかもしれない意味ではエピレーシックの方が良いのでは? という疑問もあります。

また希望しても角膜が薄いとイントラレーシックは受けられないなどの制約があり、適応があるかどうか ((手術が受けられる状態の目なのかどうか)) をまず診察してもらう必要がありますし、患者の私からもツッコミをいくつか入れてみて品定めしたいよねということで、複数のクリニックに行って検査をしてもらうことにしました。

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カプセルシュウォッチ: 16連射に挑戦しつつ、購買層を考えてみよう

ファミコンのアレを思わせるフォルム

アキバ某所のガシャポンで、カプセル シュウォッチを入手しました。

ガシャポンというのは丸いカプセルに入ったカプセルトイを売る自動販売機のことで、中身はオモチャだったり、フィギュアだったりします。ガシャポンはバンダイの登録商標ですが、ガチャガチャと呼んでいる人もいたような気もします。

なにげに店頭で 300円入れてレバーをガシャリと回し、出てきたのはファミコンのコントローラを思わせる Joycard mk.2 Ver. のシュウォッチでした。

何をするものかというと、

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夏野さんの退陣報道で「iモード事件」を改めて読んでみた

先日、ドコモ OS を簡素化しても、au KCP+ よりバグが減るわけではないという投稿を書いた翌朝起きてみたら、iモード開発者の一人である夏野剛さんが、NTT ドコモを退社するらしいというニュースが世の中を騒がせています。

日経ネットによるとご本人のコメントらしきものが載っていたり、広報部はノーコメントだったり、そしてスラッシュドットジャパンには事情通な人が色々コメントを書いていたり、挙げ句に今日の日経トレンディネットには本人に取材した記事が載っていて、結局どうなるんだというか、言えないことが沢山ありそうな不完全燃焼で終わってしまっています。

iモード携帯が最初に発売された 1999年に、N501i を買いましたが、ネットバンキングが携帯でできる手軽さもさることながら、機能の「割り切り」に関心した覚えがあります。パーサーを軽くするために HTML ではなく Compact HTML を採用したり、送れるメールが 500bytes までだったり。巨大な組織ゆえ、多数の意見の論理積になってしまって、重厚長大な製品を出してしまいがちな NTT グループにしては、逆に衝撃的なスペックでした。

今更ながら、奥にしまってある「iモード事件」をふと出してきて読んでみました。この本はリクルートの編集長を辞して NTT ドコモに引き抜かれた松永真理さんが書いています。どちらかというと、コンテンツプランニング寄りの方らしく、あまりテクニカルなことは書いていないのですが、それでも拾い読みすると

  • 50字までの文字表示
  • 100グラム、100cc を切る
  • 電池の持ち時間が現行機種と変わらないこと
  • PDA にするな、普通の携帯電話にしろ

といった、なかなか興味深いハードウェア上のスペックが開発の初期段階で明言されていることが分かります。これらの目標や WAP でなく Compact HTML を採用するといった判断も含めて、iモード開発の総責任者だった榎啓一さんがされているようですね。ドコモ自身が苦手なコンテンツを企画するのに、NTT グループの社風からするとかなり意表をつく人選で松永さんを抜擢して、その松永さんが夏野さんをドコモに引き入れた…となっています。これを読むと。

最初の iモードがそんなに革新的といっても、今から思えばピンと来ませんが、たとえば NTT ドコモの株価は iモードが出た翌年の 2000年 2月には 914,000円、現在 4/2 の終値が 157,000円で 5.8倍だったことを考えると、当時の過熱ぶりが伺えます。

iモードの成功の原因は、コンテンツ提供会社のラインナップもですが、 「ごてごて重い端末」にしないスリムなスペックのバランスが相まって、利用者にも新規参入のコンテンツ開発者にも受けたのだと思います。そういう環境を作り出したのはもともと誰、と考えると、nire 的には、榎さんというリーダーは、iモードを語るときもっと評価されてしかるべきだと思っています。

夏野さんの真実のほどは分かりませんが、松永さんも含めて、パラダイムシフトを起こすような製品が出ていて、今もiモード携帯が市場を牽引しているのに、8年でキーパーソンが iモード開発の現場からいなくなってしまう組織にこそ、問題がある気がします。

WordPress 2.5: アップグレード手順まとめ

WordPress 2.5 日本語版がリリースされたので、手順を整理しておきます。
基本的には Codex の Upgrading WordPress Extended と同様ですが、気づいた点を補足しています。

前提条件

  • WordPress 2.3.3 日本語版が動作していること (ME はテストしていません)
  • phpMyAdmin がインストールされていること

SQL DB のバックアップを作成する

Codex では SQL DB のバックアップを取れと書いていますが、アップグレード手順の中で読み込むわけではないので、他のバックアップ手段があるなら、それで代替しても可です。(e.g. Virtual Server or VMware の仮想ディスクごとバックアップを取ったなど。)

WordPress の SQL データベースのバックアップを取るため、phpMyAdmin にログオンします。
左側に WordPress のデータベース名が表示されているのでクリックします。

[エクスポート] をクリックします。

エクスポートのオプション選択です。

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WordPress 2.5: サムネイル表示に失敗する / 周囲が切れる

WordPress 2.5 日本語版がリリースされたので、Wordpress 2.3.3 からアップグレードしてみました。

ところが、投稿を作成中に、画像をアップロードするとサムネイルが表示されず、選択して挿入することもできなくなります。

本当は “0011.jpg” の左側に縮小画像が表示されるはずなのです。
メディアライブラリーや phpMyAdmin で確認すると、アップロード自体には成功していることが分かります。

  • アップロードした環境は Windows Vista Ultimate + IE7
  • RC1 日本語版でテストしたとき DocumentRoot にインストールすれば画像アップロードは問題なかったのに、
  • RC2 日本語版でテストしてみると、RC の取れた正式版と同じく NG

つまり RC1 -> RC2 でエンバグしているようなので、色々探し回った末に、

http://trac.wordpress.org/attachment/ticket/6443/fileuploaderfix.patch

というパッチを発見したので、当ててみました。 ((その後、このパッチと同じ内容の修正ファイルがアップロードされています。パッチを当てた結果と diff してみましたが同一でした。2008/4/3))

fileuploaderfix.patch を WordPress のインストールされているディレクトリに置き、

[code gutter=”true”]
# ls
fileuploaderfix.patch wp-commentsrss2.php wp-pass.php
index.php wp-config-sample.php wp-rdf.php
license.txt wp-content wp-register.php
readme.html wp-cron.php wp-rss.php
wp-admin wp-feed.php wp-rss2.php
wp-app.php wp-includes wp-settings.php
wp-atom.php wp-links-opml.php wp-trackback.php
wp-blog-header.php wp-login.php xmlrpc.php
wp-comments-post.php wp-mail.php
[/code]

確かに .patch と wp- で始まる WordPress のファイル群が同じ並びにあることを確認した上で patch コマンドを実行 ((2カ所だけなので、手で書き換えても同じです))

[code gutter=”true”]
# patch -p0
(Stripping trailing CRs from patch.)
patching file wp-admin/includes/media.php
(Stripping trailing CRs from patch.)
patching file wp-includes/js/swfupload/handlers.js
[/code]

すると…

Terrific! 直りました。ちなみに、サムネイルの設定で

[サムネイルを実寸法にトリミングする] のチェックが on になっていると、サムネイルの周囲が切れた状態になってしまうので外した方が良さそうです。

修正履歴

2008/3/8: パッチの当て方を追記。

インターネットマシン 922SH: 手とポケットで携帯性を考える

前記事: インターネットマシン 922SH が HP200LX より 42mm 短いのは良いことなのか

前回は指 8本の幅をもとに、携帯デジモノでブラインドタイプできるかどうか考えてみましたが、今回は「携帯性」を数字から見当をつけられないか? という話です。

もともとこんなこと書いてるモチベは、インターネットマシン 922SH の購入を迷っているガジェッターズ的事情の極みなわけですが、この物欲は一生続くといっても良いので、あとあと使えるようにもう少し汎用的に次のテーマを考えます。

「携帯電話や PDA の類のサイズがどんな風に決まっているのか」
「カタログスペックから何をもって携帯しやすいと考えれば良いのか」

そこで、話を 2つに分けます。

携帯しやすいとは?

  • しまいやすい
  • 持ちやすい

携帯を「しまいやすい」とは

だいたい日本人はどこに携帯をしまっているのでしょうか。

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ドコモ OS を簡素化しても、au KCP+ よりバグが減るわけではない

KCP+  4回目のアップデート、次はいつ?

au 携帯 W54S ほか 3機種で 4回目のケータイアップデートのお知らせがあり、インストールしました。

  • データフォルダやmicroSDの操作中に電源がリセットする場合があります。
  • カメラを起動中に電源がリセットする場合があります。

…メモリリークにより、長期間使っていると始めて発生するようなバグを集中して調べ始めたのかな、という気がしますが、一時マイルドになっていたバグの傾向が一転して電源がリセット、ということで、なかなか「枯れる」気配がありませんね。

前回も書いたように、オンラインで定期的に fix される分には良いのではと個人的に考えていて、まあ次もあるだろうと考えています。今までのアップデート告知日がこうなっていて、

2/13 (Wed)
2/27 (Wed)
3/11 (Tue)
3/27 (Thu)

だいたいコンスタントに 2週間おき

金曜日にアップデートを告知してしまうと、利用者が

「電池切れかけでうっかりアップデート開始したら、途中で力尽きてご臨終」コース

もしくは新ファームに致命的なトラブルがあった場合など土日にしわ寄せが来るのはサポートチームや au ショップも避けて欲しいでしょうから、木曜まで、と考えると、次回は 4/9 の公算が普通に高く、誤差プラスマイナス 1日つまり 4/8 – 4/10 の間には次が出るのでは、と勝手に考えています。 🙂

前回も書いたように、コンスタントに情報公開しつつオンラインアップデートで直してくれる分には、あまりネガティブには考えていません。複雑なソフトウェアスタックの割に、ケータイには定期的なバグフィックス、というカルチャーが利用者に浸透していないと思うので、必要以上にソフトウェアの品質を疑われる、とは思いますが。

ドコモ OS の簡素化報道に残る疑問

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