ポートレート写真のレタッチだけでも性能的にキビしくなってきたし、動画編集や VR もやりたいと思っていたら、PC も Oculus Rift も劇的な値下げオファーがきたという話。

6万枚のカタログに悲鳴を上げる Lightroom

それにしても、デスクトップ PC に金を使わなくなりましたね。

週末フォトグラファーとしては、ポートレート写真を撮ってきて Lightroom や Photoshop で写真をセレクト、レタッチ、プリントする、というのが一連のワークフローになりますが、これだけならマシンパワーはそこまで必要ありません。むしろ iPhone や iPad でも Lightroom Mobile という機能限定版があり、写真を選択して、軽く露出を修正するぐらいのことはサクサクできてしまっていたと。

でも結局ガチの精度の高いレタッチは PC でやる必要があります。

Lightroom のカタログファイルは SSD に格納してあるのですが、写真の枚数が増えてきて 1カタログ 6万枚を超える頃になると、Lightroom もさすがに動作がもっさりしてきます。

Adobe Lightroom: 1カタログに画像 60,000点強

10枚まとめて露出を上げるような一括処理を繰り返すと顕著ですね。どこかでメモリリークしているんじゃないか、という勢い。1:1 等倍のプレビューファイル生成に妙に時間がかかる時もあります。

もちろん、古い写真は別のカタログに追い出すとか、カタログファイルや RAW のキャッシュは SSD 上に置くとか、性能面で必要な努力はしている前提の話です。

で、単純にもう一段キビキビ動く PC がほしいと。

Intel Core i7-940 / ASUS P6T

仁礼家では歴代、完全自作 PC か、ショップの BTO + 魔改造 PC を使い続けていて、古くなればパーツをお下がりで他に回したり人にあげたりしています。

Adobe Lightroom や Photoshop での画像編集は実際にこの PC で作業しています。2009年に買った PC が今も現役で動いていて、8年前だぞ 8年前。

Vista / Windows 7 / Windows 10 Pro がトリプルブート状態になっているのが歴史を感じさせます。

Windows 10: ディスクの管理 (diskmgmt.msc)

起動できる OS の数が正義の証…ではなくて、まあ私がマイクロソフト社員だったからというのもありますね。

他にはこんな PC が残存しています。

Intel Core i7-2600K / ASUS P8H67-M EVO REV3.0

2011年に自作した PC。もともとは MMORPG の Final Fantasy XIV をプレイする時に、2PC ((2つのアカウント、2つのキャラクターを同時にゲーム内にログインさせて、役割分担させること)) 用として購入。i7-940 vs. i7-2600K PC の性能を FF14 ベンチで比較すると、2600K の方が若干高いですね。

FF14 を引退後は、この i7-2600K PC をVMware ESXi サーバとして活用していました。自宅サーバで WordPress ほか Active Directory サーバなどを高速に動かすためです。

Intel Core 2 Duo E6700 + P5W DH DELUXE

ESXi サーバの 2台目。購入したのは何年前だか分かりません (遠い目)

動画と VR で一気に要求されるマシンパワー

Lightroom / Photoshop での画像レタッチのワークフローはもう完成されてきていて、そろそろ別のこともやろうとした時に、今の 3台の PC では性能的にいくらなんでも旧世代すぎるというのはあります。

まず動画編集

昔は Adobe Premiere 使いだった時期もあって、インラインスケートのビデオなんかも作ったりしていました。しかしその後電気代の節約のため、FF14 を引退すると同時にグラボをローエンドモデルに入れ替えてしまい、CPU 含めたマシンパワーもだいぶ陳腐化したのでそもそも買い直しです。4K 解像度も考慮すると、要求がさらに厳しくなると。

次に VR

PC を組もうと思った最大のきっかけは、PC 向け VR ゴーグルで初期に一世を風靡した Oculus Rift が、手や指の動きを読み取るデバイス Oculus Touch とのセットで 50,000円 (税抜) という期間限定キャンペーンを、7月10日からスタートした ((執筆現在も続いている)) というニュースを聞いたからですね。

Oculus Rift

発売当初 Oculus Rift + Touch で 100,000円を超える価格だったものが、段階的に値下げされて半額にまで下がったと。

検討する PC はゲーミングデスクトップと呼ばれるマシンパワーの高いグループで、DELL では Alienware というラインナップがこれに相当します。7月15日 – 7月18日までの期間限定で DELL Alienware Aurora シリーズの PC が 20,000円引きセール + 10% 引きという冗談のようなディスカウントセールをやっていた、というのが DELL を真剣に検討した理由だったりします。

つづく。